- 2026/10/26
メアリー王妃のサファイアは「元に戻せる」リメイク|受け継いだジュエリーはリフォームする?売却する?
デンマークのメアリー王妃が2026年10月19日、1898年に贈られたサファイアのジュエリーを、新しい姿のティアラとして着けました。作り替えにあたっては、受け継がれてきた部品に手を加えず、あとから元に戻せる方法がとられています。
親や祖母から受け継いだ古いジュエリーを、作り替えて使うか、手放すか。このニュースを入口に、リフォームと売却のそれぞれで知っておきたいことをまとめます。
目次
128年前のサファイアが、ティアラにもネックレスにもブローチにも

このジュエリーは、1898年に、のちのアレクサンドリーネ王妃がロシア皇帝ニコライ2世夫妻から結婚祝いとして贈られたサファイアとダイヤモンドのネックレスが始まりです。
その後、時代に合わせて何度も形を変えてきました。1933年には、ネックレスとしても額に沿わせる低いティアラとしても着けられるように作り替えられ、1960年ごろには、頭の上に高く載せる背の高いティアラに改められています。2024年にデンマーク王室の美術品を管理するロイヤル・デニッシュ・コレクションが取得し、今回、新たに作り替えられました。
新しいジュエリーは、ティアラ、長いネックレス、首に沿う短いネックレス、ブローチの4通りで着けられます。10月19日の晩餐会では、ティアラとして着けたうえで、ブローチをブレスレットに付けていました。
仕組みは、古い部品ごとに専用の受け金具を作り、裏側に留めるというものです。受け継がれてきた部品は変えず、この受け金具があることで、同じ部品をティアラにもネックレスにも組み替えられます。金具を外せば、部品は手を加える前の形のまま残ります。ただし、写真も残っていない1898年の最初の姿に戻せるという意味ではありません。
古い指輪やネックレスのリフォーム、元のデザインを残す?変える?
王室のジュエリーのように、受け継いだ品の形を残すか、新しくするか。手元の指輪やネックレスでも、リフォームには大きく分けて2つの方向があります。
元のデザインのまま、使いやすく整える
サイズが合わなくなった指輪のサイズ変更、長さが合わないネックレスの長さ調整、ゆるんだ石の留め直し、くすんだ表面の仕上げ直しなどです。デザインはそのままなので、受け継いだときの雰囲気を残せます。
デザインを変えて作り替える
宝石を古い枠から外し、新しい枠に留め直す方法です。たとえば指輪の石をペンダントにするなど、今の装いに合わせた形にできます。一方で、元の枠を加工したり処分したりすると、以前の姿に戻すことは難しくなります。
今回の王室のように、部品を残したまま組み替えられるようにするのは特別な例です。手元のジュエリーで同じ方法が取れるとは限りません。
リフォームの前に確かめたいこと
どちらの方向で作り替えるにしても、相談の前に次のことを考えておくと、話が進めやすくなります。
- 何を残したいか。石なのか、デザインなのか、受け継いだときの形そのものなのか
- どのように身に着けたいか。普段使いか、特別な日に着けるのか
- 作り替えられる品物か。デザインや加工の都合で、希望どおりにできない場合もあるため、実物を見てもらって確かめる
1と2が決まると、元のデザインを残すか変えるかの方向が見えてきます。3は、実物を見てもらわないと分かりません。
売却という選択肢と、両方を比べる相談
使う予定がなく、作り替えても身に着ける場面が思い浮かばない場合は、売却も選択肢の一つです。売却を考えている場合は、現在の査定額が判断材料になります。
おもいおでは、ジュエリーの修理・リフォームのご相談(おもいおリペア)と、買取査定の両方を受け付けています。同じ来店時に両方のご相談ができるため、作り替えられるかどうかと、今の査定額を並べて確かめてから、使い続けるか売却するかを決められます。
リフォームの費用は、金属の種類や厚み、デザインによって変わります。店頭での買取査定は、銀座本店と心斎橋店では予約なしで受け付けており、査定額を聞いてから売却するかどうかを決められます。査定後にお断りいただいても費用はかかりません。
まとめ
メアリー王妃のサファイアは、部品に手を加えず、元に戻せる方法で作り替えられました。手元のジュエリーでも、デザインを残して整える、新しく作り替える、売却する、という選び方があります。
石の留まり方や金属の状態は、実物を見て分かることが多くあります。ご相談の際は、ジュエリーをお持ちください。
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