- 2026/09/07
「シトリントパーズ」と書かれていても大丈夫|シトリンとトパーズの違いと、査定でどう見るか
「昔トパーズとして買った指輪なのですが、これは本当にトパーズなのでしょうか」
保証書やタグに「シトリントパーズ」と書かれた品をお持ちの方から、こうしたご相談をいただきます。
先にお伝えします。この名前がついた石は、トパーズではなくシトリンです。ただ、それで価値がなくなるわけでも、査定ができなくなるわけでもありません。
この記事では、なぜそう呼ばれてきたのか、お手元の品でまず何を見ればよいのか、そして名前が違っていたときに査定がどうなるのかを、順にお伝えします。
この記事を監修する「おもいお」について
✅ GIA G.G.資格保有者が査定に関与
✅ 石の種類が不明な品や、鑑別書のない品も査定します
✅ 査定料・手数料はすべて無料
✅ 店頭・宅配・出張の3つの査定方法に対応
目次
「シトリントパーズ」と書かれていても、心配はいりません

「シトリントパーズ」「トパーズシトリン」と呼ばれている石は、シトリンです。トパーズではありません。
ただ、これは「偽物をつかまされた」という話ではありません。シトリンは天然の宝石で、11月の誕生石としても知られています。
そして、保証書の名前と実際の石の種類が違っていても、査定はできます。名前が違うことを理由に、お断りすることはありません。
まずはこの2点を、先にお伝えしておきます。
昔「トパーズ」として買った品によくあることです

宝石の種類を調べる方法が今ほど整っていなかった頃、黄色い透明な石は広く「トパーズ」と呼ばれていました。GIAも、シトリンが色のためにトパーズと混同されてきた歴史を説明しています。
当時は色が判断の中心にありました。黄色くて透明ならトパーズ、という理解が長く続いたことになります。
そのころの呼び名が、そのまま商品名として残りました。「ゴールデントパーズ」「ブラジルトパーズ」「マデイラトパーズ」といった呼び方も、同じ理由で使われてきたものです。
つまり、誰かがだまして売ったというより、その時代の呼び方がそのまま残っているというほうが実際に近い形です。ご購入されたお店が不誠実だった、と考えていただく必要はありません。
お手元の品で、まず見ていただきたいところ

ご自宅でできることが一つあります。
保証書・タグ・購入時の説明書きが残っていれば、そこにどう書かれているかをご覧ください。
「シトリントパーズ」「ゴールデントパーズ」のように書かれていれば、それは商品としての呼び名であって、鉱物としての種類とは限りません。一方、「シトリン」「クォーツ」といった表記であれば、鉱物名がそのまま書かれている可能性があります。
書類が残っていない場合も、まったく問題ありません。そのままお持ちいただけます。
ご自分で見分けようとしなくて、大丈夫です

インターネットで「見分け方」を調べて、ご自分で確かめようとされる方がいらっしゃいます。
ただ、色や見た目だけで種類を判断することはできません。これは当店でも同じです。品物や確認したい内容に応じて、UV・特殊光源や比重測定などを確認材料として使いますが、それでも店頭で断定することはしません。
そして、石を傷つけて確かめる方法はおすすめしません。判別のために大切な品を損なってしまうと、元に戻せないためです。
信頼できる鑑別機関の鑑別書がある場合は、記載された石種を重要な確認根拠として扱います。ただ、鑑別書がなくても査定はできますので、お持ちでないことを気にしていただく必要はありません。
種類が不明なままで、そのままお持ちください。
名前が違っていても、査定はできます

ここが、いちばんお伝えしたいところです。
保証書の名前と実際の石が違っていても、当店では査定します。次のような状態でも同じです。
- 鑑別書・鑑定書がない
- 石の種類が不明
- 石だけ(ルース)の状態
- 欠けや割れがある
- 石が外れてしまっている
- ピアスやイヤリングが片方だけ
- ブランドが不明、またはノーブランド
- 何十年も前に購入した古い品
「こんな状態では見てもらえないのではないか」と気にされる方が多いのですが、まずはご相談いただければと思います。
査定では、書かれている名前ではなく実物を見ます

当店では、保証書に何と書かれているかで評価を決めていません。実際の石を見て評価します。
「シトリンとトパーズでは、どちらが高いのですか」というご質問もいただきます。これは石の種類だけで決まるものではありません。
当店では、宝石そのものに加えて、貴金属・作りやデザイン・ブランド・状態・鑑別書の内容・再販市場を含めて、ジュエリー全体として総合的に査定しています。
たとえば、中央の石が想像していた種類と違っていても、台座に使われている貴金属や、脇石、作りの丁寧さは、そのまま評価の対象です。「石の名前が違った=価値がなくなった」ということにはなりません。
お手元の品が今どう評価されるのか、聞いてみませんか。
売るかどうかお決めになっていなくても、ご相談だけで大丈夫です。査定料はいただきません。
参考:シトリンとトパーズは、何が違うのでしょうか

ここまで読んで、「そもそも2つは何が違うのか」と気になった方のために、簡単に整理しておきます。
1つめは、そもそも別の鉱物だということです。 シトリンはクォーツ(水晶)の仲間で、トパーズはまったく別の種類の石です。名前が似ていても、分類上は別物です。
2つめは、硬さです。 モース硬度という傷のつきにくさの目安があり、シトリンは7、トパーズは8です。ただしトパーズは、傷はつきにくい一方で、特定の方向からの衝撃には弱い性質を持っています。硬い=丈夫、とは限りません。
3つめは、黄色の出かたです。 シトリンの黄色は、石に含まれるごくわずかな鉄によるものだとGIAは説明しています。一方トパーズの黄色は、結晶のつくりそのものから生まれるとされています。同じ黄色に見えても、色ができる理由が違うわけです。
なお、11月の誕生石はトパーズとシトリンの両方です。GIAもどちらも11月の誕生石としています。どちらか一方が正解というわけではありません。
よくある質問

Q. トパーズだと思っていたのにシトリンでした。損をしたのでしょうか。
シトリンは天然の宝石ですので、価値がないということではありません。査定では石の種類だけでなく、貴金属や作り、状態も含めて評価します。石の名前だけで結果が決まるわけではありません。
Q. 保証書がなくても査定してもらえますか。
はい。保証書や鑑別書がなくても査定できます。お持ちでないことを気にされる必要はありません。
Q. 石が外れていたり、ピアスが片方だけでも大丈夫ですか。
大丈夫です。石だけの状態、欠けや割れのある品、片方だけのピアスやイヤリングも査定します。
Q. 売るかどうか決めていないのですが、査定だけでもよいですか。
もちろんです。ご相談だけでもご利用いただけます。査定料はいただきませんし、その場でご決断いただく必要もありません。
まとめ
保証書に「シトリントパーズ」と書かれていても、心配はいりません。昔は黄色い石が広くトパーズと呼ばれており、その呼び名が商品名として残っただけです。
ご自分で見分けようとしていただかなくても大丈夫です。当店でも、店頭で種類を断定することはしません。
そして名前が違っていても、査定はできます。当店では書かれている名前ではなく、実際の石とジュエリー全体を見て評価します。
もし押し入れや引き出しに、そのままになっている品があれば、まずは今どう評価されるのかだけでも聞いてみてください。
まずは、今の価値を聞いてみませんか。
売ると決めていなくても、種類が不明なままでも構いません。査定料はいただきません。ご予約なしでもお越しいただけます。お写真でのご相談もお受けしています。
この記事の内容は、GIA G.G.資格保有者が公開前に確認しています。


