- 2026/11/02
キム・カーダシアンが着けたテイラー旧蔵のブルガリ|譲り受けたブルガリのネックレスも、名品のように高く評価される?
キム・カーダシアンさんが、ハリウッドの大女優エリザベス・テイラーさんがかつて持っていたブルガリのエメラルドのネックレスを、ローマのブルガリの店舗で特別に試着しました。大女優が所有していた高額なジュエリーを現代の有名人が身に着けたとして、海外のメディアが伝えています。
このネックレスは、2011年の競売で約613万ドルで落札されています。ニュースを見て、母や祖母から譲り受けたブルガリのネックレスを思い出した方もいるかもしれません。同じブルガリなら、手元の品も名品のように高く評価されるのでしょうか。
この記事では、テイラーさんのネックレスの落札額が何から成り立っているのかを競売の記録から整理し、譲り受けたブルガリのネックレスが査定で何を見られるのかをまとめます。
目次
キム・カーダシアンが特別に試着した、テイラーさんのブルガリ

今回のニュースに登場する2人は、どちらもアメリカの有名人ですが、活躍した時代や仕事が違います。
- エリザベス・テイラーさん:映画『クレオパトラ』などで知られるハリウッドの女優で、2011年に亡くなりました。数多くのジュエリーを持っていたことでも知られています。
- キム・カーダシアンさん:米国のリアリティ番組で知られるタレント・実業家で、ブランド「SKIMS」の創業者です。
1964年:テイラーさんへの結婚の贈り物
クリスティーズのロットの説明によると、このネックレスはブルガリの署名がある1962年の作品です。16石のエメラルドが、それぞれ丸いダイヤモンドに囲まれて、プラチナに留められています。クリスティーズは、1964年の結婚の際に俳優のリチャード・バートンさんからテイラーさんへ贈られたものと紹介しています。報道では、30歳の誕生日の贈り物と紹介されている場合もあります。
2011年:競売で約613万ドルで落札
テイラーさんが亡くなった2011年の12月、ネックレスはニューヨークのクリスティーズの競売にかけられ、約613万ドルで落札されました。英国のジュエリー専門メディアThe Jewellery Editorは、ブルガリがこの競売でネックレスを取得したと伝えています。なお、約613万ドルは2011年の落札額で、現在の評価額ではありません。
2026年10月:カーダシアンさんが特別に試着
米国のPeopleやE! Newsによると、カーダシアンさんは出演ドラマのPRで訪れたローマで、スタイリストのロー・ローチさんの手配により、ブルガリの店舗でこのネックレスを試着しました。ネックレスはブルガリの保管庫から出されたもので、ブルガリの担当者は「普段はしていないこと」と話しています。
カーダシアンさんがネックレスを購入したり、譲り受けたりしたわけではありません。ブルガリが特別に用意した機会に試着し、試着のあとネックレスはブルガリに返されています。カーダシアンさんはこの体験を「最高の誕生日プレゼント」と表現し、その様子をInstagramの動画で公開しました。
Peopleによると、カーダシアンさんは以前からテイラーさんに強い関心を寄せてきました。テイラーさんの生前、このネックレスについて電話で話したこともあると明かしています。大女優が持っていたジュエリーを、思い入れのある現代の有名人が特別な機会に身に着けたことが、今回のニュースの注目点です。
約613万ドルの内訳は、競売の記録からは分からない

クリスティーズの記録には、このネックレスについて、大きく分けて3種類の情報が残っています。
- 宝石:16石のエメラルドとダイヤモンド、プラチナの台座
- 作り手:ブルガリの署名がある1962年の作品
- 持ち主の歴史:テイラーさんが贈られ、テイラーさんのコレクションとして競売にかけられた
ただし、約613万ドルという落札額が、このうちどれによって、どれだけ決まったのかは、競売の記録からは分かりません。
そのため、同じブルガリのネックレスでも、この落札額を手元の品の目安にすることはできません。名品の落札額は、その1点について、宝石・作り手・持ち主の歴史がそろったうえでついた結果です。
譲り受けたブルガリのネックレスは、何を見て査定される?
おもいおの査定では、手元のジュエリーについて、次の点を実物で確認します。
- 宝石の種類・品質・状態
- 台座の貴金属の素材・重さ
- ブランドの作品かどうか
- デザイン・状態・付属品
おもいおには、GIA(Gemological Institute of America)のGraduate Gemologist(G.G.)ディプロマ取得者が在籍しています。宝石の処理の有無などの確定には、鑑別機関の検査が必要なことがあります。おもいおは鑑定書・鑑別書の発行は行っていません。
作られてから年数がたっていることだけで、価値が決まるわけではありません。テイラーさんのネックレスのように、持ち主の歴史まで競売の記録に残るのは特別な例です。譲り受けた品の思い出は大切にしながら、品物そのものの価値は実物で確かめられます。
箱や保証書がなくても、そのまま相談できる
譲り受けた品は、箱や保証書が残っていなかったり、いつ購入したものか分からなかったりすることもあります。
おもいおでは、箱・保存袋・鑑定書・鑑別書・保証書などの付属品がなくても買取できます。自社でメンテナンスを行っているため、キズや汚れ、壊れがある品も買取の対象です。付属品が残っている場合は、一緒にお持ちください。
店頭での査定は、銀座本店と心斎橋店では予約なしで受け付けています。査定料・キャンセル料はかからないため、査定額を確認してから、売るか手元に残すかを決められます。
まとめ
キム・カーダシアンさんが着けたテイラーさんのブルガリのネックレスは、2011年に約613万ドルで落札されました。ただし、その金額に宝石・作り手・持ち主の歴史のどれがどれだけ関わったのかは、競売の記録からは分かりません。同じブルガリでも、この落札額は手元の品の目安にはなりません。
譲り受けたブルガリのネックレスは、宝石・貴金属・ブランド・デザインや状態を実物で確かめて査定します。箱や保証書がなくても、そのままの状態でご相談ください。




参考・出典
- Harper’s BAZAAR「Kim Kardashian Gives New Life to Elizabeth Taylor’s Iconic Emerald-and-Diamond Bulgari Necklace」(2026年10月29日)
- Page Six「Kim Kardashian plucks Elizabeth Taylor’s $12.7M emerald necklace from the vault」(2026年10月29日)
- People「Kim Kardashian Reveals She Was Invited into Elizabeth Taylor’s Home After the Star’s Death to Look at Taylor’s Jewelry」(2026年10月28日)
- E! News「Kim Kardashian Reveals “Best Birthday Present Ever” From Stylist Law Roach」(2026年10月29日)
- Christie’s「AN EMERALD AND DIAMOND NECKLACE, BY BVLGARI」(The Collection of Elizabeth Taylor)
- Christie’s「Collecting guide: Emeralds」(2024年2月29日)
- The Jewellery Editor「Stars shine in Elizabeth Taylor’s collection of Bulgari jewellery」(2013年2月)