- 2026/03/19
翡翠のジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)の違いとは?価値や見分け方、買取相場をプロが解説
翡翠を売却しようと考えたとき、多くの方が直面するのが「ジェダイト(硬玉)」と「ネフライト(軟玉)」という2種類の存在です。
「翡翠(ひすい)とひと括りにされているけれど、値段が全然違うのはなぜ?」
「昔から家に伝わる翡翠があるけれど、これって価値があるの?」
結論から言うと、宝石として高い価値がつくのは「ジェダイト(硬玉)」であり、「ネフライト(軟玉)」は主に美術品・工芸品として評価されます。
そのため、同じ「翡翠」と呼ばれていても、買取価格には大きな差が生まれるのです。
ただし、ネフライトでも彫刻品や希少なものは高値がつくケースもあるため、一概に価値が低いとは言い切れません。
この記事では、銀座の宝石買取専門店「おもいお」の鑑定士が、翡翠の「ジェダイト(硬玉)」と「ネフライト(軟玉)」の違いや、種類による見分け方について詳しく解説します。
高く売るためのポイントもお教えしますので、ぜひ参考にしてください。
《この記事を監修する『おもいお』について》
本記事は、硬玉と軟玉の違いを熟知する、宝石買取専門店「おもいお」が監修しています。
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【この記事でわかること】
- 硬玉と軟玉による資産価値の決定的な違い
- 「本翡翠」の定義とプロが教える正しい見分け方
- 色や透明度など翡翠の価値が決まる査定基準
- 軟玉や鑑別書がない翡翠でも高く売れる理由
- 翡翠を最高値で売却するための具体的なコツ
目次
2つの翡翠|ジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)

一般的に「翡翠」と呼ばれている石には、実は全く異なる2種類の鉱物が含まれています。
翡翠は、東洋を中心に古くから「魔除け」や「幸運の石」として愛されてきた宝石です。19世紀にフランスの鉱物学者が、翡翠には2つの異なる鉱物が混在していることを発見しました。それが「ジェダイト(硬玉)」と「ネフライト(軟玉)」です。
まずは、ジェダイトとネフライトの基礎知識から紹介していきます。
ジェダイト(硬玉)とは

現在、宝石市場で最も高い価値がつくのが「ジェダイト(硬玉)」です。日本では「本翡翠(ほんひすい)」とも呼ばれており、主にミャンマーで産出されます。非常に硬く、美しい緑色や透明感を持つものが最高級品とされています。
ネフライト(軟玉)とは

「ネフライト(軟玉)」は、中国で古くから「玉(ぎょく)」として珍重されてきた石です。硬玉に比べると硬度がやや低く、繊維状の構造をしています。宝石としての評価は硬玉に譲りますが、歴史的な彫刻品としての価値が非常に高いものもあります。
本翡翠とは?ネフライトとの違いと注意点

「本翡翠(ほんひすい)」という言葉は、一般的によく使われます。日本の宝石市場で「本翡翠」と呼ばれるのは、基本的にジェダイト(硬玉)のみです。
ネフライト(軟玉)も広い意味では翡翠の一種ですが、宝石としての価値基準では別物として扱われることが多く、この違いが価格差に直結します。
ジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)の違いを比較

ここからは、ジェダイトとネフライトがどう違うのかを具体的にみていきましょう。以下は、2つの翡翠の種類における特徴を比較したものです。
| 比較項目 | ジェダイト(硬玉) | ネフライト(軟玉) |
|---|---|---|
| 通称 | 本翡翠 | 羊脂玉 アックスストーン など |
| 主な産地 | ミャンマー 日本(糸魚川) | 中国 カナダ ロシア |
| 鉱物 | 輝石グループ | 角閃石グループ |
| 硬度 (モース) | 6.5~7 | 6~6.5 |
| 光沢 | ガラスのようなキラキラした光 | 脂のようなしっとりした光沢 |
| 質感 | 緻密で硬い | 粘り気がある |
| 色の傾向 | 緑系ラベンダー・赤 | 深緑白・クリーム色 |
| 市場価値 | 非常に高い (資産価値あり) | 比較的安価 (彫刻品などは高値) |
成分・構造の違い
「ジェダイト(硬玉)」は、ナトリウムとアルミニウムを含む「輝石グループ」に属し、微細な結晶が複雑に絡み合う構造をしています。対して「ネフライト(軟玉)」は、カルシウムやマグネシウムを含む「角閃石グループ」の鉱物で、緻密な繊維状の組織が特徴です。
この内部構造の違いにより、ジェダイトは叩くと金属のような高く澄んだ音が響きますが、ネフライトはやや低くこもった音になります。質感も、ジェダイトは緻密で硬く、軟玉は粘り気のある質感となります。
色・見た目(光沢)の違い
ジェダイトとネフライトの見た目の最大の違いは「光沢」です。
ジェダイトは、ガラスのような鋭く透明感のある輝きを放ちますが、ネフライトは「羊脂玉(ようしぎょく)」という言葉があるように、脂を塗ったようなしっとりとした樹脂光沢が特徴です。
色はどちらも緑色が有名ですが、その他の色については以下の違いがあります。
| ジェダイト | ネフライト |
|---|---|
| 色彩豊かな色 (ラベンダーや赤など) | 深緑や白、クリーム色が主流 |
硬度・耐久性の違い

表面の傷つきにくさを示す「モース硬度」は、ジェダイトが6.5〜7、ネフライトが6〜6.5と、ジェダイトの方がわずかに勝ります。
しかし、割れにくさを示す「靭性(じんせい)」については、繊維が絡み合う構造を持つネフライトの方が非常に高く、宝石の中でもトップクラスの頑丈さを誇ります。
一方のジェダイトも十分に頑丈ですが、一定の方向に割れやすい性質(劈開性)があるため、強い衝撃には注意が必要です。
この耐久性の違いが、彫刻などの加工方法の差にも繋がっています。
なお、翡翠の彫刻品や置物買取については「置物・香炉・彫刻の相場は?価値や査定ポイントをプロが解説」をご覧ください。
翡翠の見分け方|ジェダイトとネフライトを判断するコツ

見た目はそっくりなジェダイトとネフライトですが、プロの視点で見ると輝きや質感には明確な違いがあります。ここからは、鑑定士が真贋判定の際にも重視する、以下の3つのポイントについて解説していきます。
- 色味・透明感のチェック
- 光沢・質感(樹脂光沢とガラス光沢)の違い
- 重さ・密度の違い
お手元の翡翠がどちらに該当するのか、ご自身で価値の目安を知るための重要な判別基準を、まずは一緒に確認していきましょう。
色味・透明感のチェック
翡翠の色味と透明感は、種類を見分ける最も直感的な指標です。
高価買取が期待できるジェダイト(硬玉)は、エメラルドのような鮮やかな緑色から淡いラベンダー色まで多彩な色のバリエーションがあります。たとえば、最高ランクの「ろうかん」のように、石の奥が透けて見えるほど高い透明感を持つのが特徴です。
一方、ネフライト(軟玉)は全体的に色が落ち着いており、白や深緑色が主流で、透明感はジェダイトほど高くありません。
光沢・質感(樹脂光沢とガラス光沢)の違い
表面の「光沢」の違いは、鉱物学的な組織の差を如実に表します。
ジェダイト(硬玉)は「ガラス光沢」と呼ばれ、磨き上げられたガラスのように鋭く、キラキラと光を反射する輝きが特徴です。これに対し、ネフライト(軟玉)は「樹脂光沢」と呼ばれる、バターやキャンドルの表面のような、しっとりと柔らかい光を放ちます。
重さ・密度の違い
手に持った時の「ずっしり感」も、重要な判別材料になります。
厳密に比重(密度)の違いでいうと、ジェダイト(硬玉)は約3.3、ネフライト(軟玉)は約3.0と、ジェダイトの方が密度が高く重いのが特徴です。
わずかな差ではありますが、この「重み」こそが、ぎゅっと結晶が詰まった本翡翠(硬玉)ならではの資産価値を象徴しています。
【注意】鑑別書がない場合の素人判断のリスク
近年、翡翠の市場には精巧な偽物や、樹脂を含浸させて見た目だけを良くした「処理石(B貨・C貨)」が数多く出回っています。
これらはプロでも肉眼のみで判断するのは難しく、素人判断で「本物だ」と思い込んでしまうのは非常に危険です。また、別の安価な石を翡翠として販売しているケースも少なくありません。
査定前に価値を把握しておきたい方は、「翡翠(ヒスイ)は鑑別書なしでも買取可能?査定ポイントと高く売るコツを解説」もあわせてご確認ください。
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どちらが高い?翡翠の価値と価格の違い

翡翠の売却を検討する際、最も気になるのは「どちらが高く売れるのか」という点でしょう。宝石としての資産価値は両者で大きく異なります。
結論からいえば、資産価値として高く評価され、高価買取が期待できるのは「本翡翠」と呼ばれるジェダイト(硬玉)です。一方、ネフライト(軟玉)は中国を中心に根強い人気がありますが、宝石単体としての買取単価は控えめになる傾向があります。
一般的に資産価値が高いのはジェダイト(硬玉)
宝石買取の現場において、明確な資産価値が認められるのは主にジェダイト(硬玉)です。「本翡翠」とも呼ばれるこの石は、その希少性と美しさから、ダイヤモンドやルビーと同様に扱われています。
特に、ミャンマー産の高品質なものは世界的な需要があり、相場も安定して高水準を維持しています。
ネフライトにも価値はある?中国市場の需要
ネフライト(軟玉)の宝石としての単価は、ジェダイト(硬玉)に劣ります。しかし、決して価値がないわけではありません。
中国でネフライトは古くから神格化されており、「玉(ぎょく)」と呼ばれます。歴史的な彫刻品や、白く美しい「羊脂玉(ようしぎょく)」などは、コレクターの間で非常に高値で売買されます。
高額査定が期待できる「ろうかん」とは
翡翠の中で最も高額査定が期待できるのが、最高級品とされる「ろうかん翡翠」です。インペリアル・ジェイドとも呼ばれ、エメラルドのような深い緑色と、石の奥が透けて見えるほどの透明度を併せ持つものを指します。
わずか数センチのルース(裸石)であっても、質が極めて高いものは、非常に高額で取引されることもあります。
詳しい内容については「ろうかん翡翠(インペリアルジェード)とは?価値・相場・見分け方と高く売るための査定ポイント」をご覧ください。
翡翠の買取相場と査定ポイント

翡翠の買取価格は、ダイヤモンドなどの他の宝石以上に鑑定士の「目利き」が問われる分野です。一見同じように見える緑色の石でも、わずかな品質の差や査定基準によって金額が数十万円単位で変動することも珍しくありません。
ここでは、プロが実際の査定現場でどこをチェックし、どのように価格を算出しているのか、その裏側を詳しく公開します。
翡翠の買取価格はどう決まる?
翡翠の買取価格は、主に以下の3要素を掛け合わせて算出されます。
- 品質グレード
- 市場の需給バランス
- 為替相場
特に中国市場での需要変動は大きく、その時々の最高値をリアルタイムで把握しているかどうかが査定額を左右します。
査定で見られるポイント(色・透明度・サイズ・産地)
翡翠の査定では、以下の順番で評価項目を重視しています。
- 色
- 透明度
- サイズ(カラット)
- カッティングの美しさ
最も重視されるのは「色」です。深く鮮やかな緑色で、かつ色ムラがないものが理想とされます。次に「透明度」。光を当てる必要がないほど自ら発光するようなテリがあるものは高評価です。
さらに「サイズ(カラット)」に加え、ジュエリーとしての「カッティングの美しさ」も重要です。また、産地も重要で、ミャンマー産は別格の扱いとなります。
鑑別書(天然ひすい表記)の重要性
翡翠の売却において、鑑別書は「本物の証明」以上の役割を果たします。特に重要なのが、備考欄に「樹脂含浸(がんしん)なし」や「天然ひすい」と記載されているかどうかです。
人工的な処理が施されたB貨・C貨は資産価値が大きく下がるため、無処理の証拠となる鑑別書は高額査定に不可欠な武器となります。
翡翠を高く売るためのコツ

翡翠は非常に奥が深く、その価値は石そのものの品質だけでなく、持ち込み時の「準備」によっても大きく左右されます。少しの工夫で査定額が数万円単位で変わることも珍しくありません。ここでは、鑑定士の目線から、大切にしてきた翡翠を1円でも高く売るために実践してほしい、売却前の具体的なポイントを3つご紹介します。
付属品(鑑別書・箱)を揃える
翡翠の査定において、最も強力な武器となるのが「鑑別書」です。特に「天然ひすい」かつ「樹脂含浸(がんしん)なし」であることを証明する書面があれば、真贋判定の精度が上がるだけでなく、高額査定に直結します。
なお、中央宝石研究所などの権威ある機関のものは特に有効です。また、購入時の外箱やブランドの保証書も、大切に扱われてきた証としてプラス査定の要因になります。
状態を保つ・無理に磨かない
翡翠は「靭性(じんせい)」が高く頑丈なイメージがありますが、実は薬品や熱に敏感な宝石です。汚れが気になる場合でも、洗剤やアルコールを使用するのは避け、乾いた柔らかい布で優しく拭く程度に留めてください。
また、素人判断で表面の小傷を磨こうとするのは厳禁です。かえって石のテリを損なわせたり、価値を下げたりするリスクがあります。ありのままの状態で持ち込むことが、宝石の価値を最も損なわない賢明な判断といえます。
経験豊富な「宝石買取専門店」で査定する重要性
翡翠の正確な査定には、高度な技術と最新の市場動向の把握が不可欠です。一般的なリサイクルショップでは、処理石(B貨・C貨)との判別がつかず、リスクを避けるために相場より大幅に安い価格を提示されるケースが少なくありません。
翡翠に関するよくある質問

ここからは、翡翠に関するよくある質問を紹介します。
Q.翡翠はジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)どちらが高いですか?
A.一般的に高い価値がつくのはジェダイト(硬玉)です。
特にミャンマー産の高品質なものは世界的に需要があり、高額で取引されています。
Q.ネフライト(軟玉)は買取してもらえますか?
A.はい、買取可能です。
宝石単体としての価値は控えめですが、彫刻品や歴史的価値のあるものは高値がつく場合もあります。
Q.翡翠の見分け方は素人でもできますか?
A.正確に判断するのは難しいです。
ある程度の特徴(光沢・透明度など)で判断は可能ですが、偽物や処理石も多いため、正確な判断は専門店での査定をおすすめします。
Q.鑑別書がなくても買取できますか?
A.可能です。
専門店であれば、鑑別書がなくても宝石の状態や品質を確認し、適正な価格で査定してもらえます。詳しい内容については「翡翠(ヒスイ)は鑑別書なしでも買取可能?査定ポイントと高く売るコツを解説」をご覧ください。
翡翠の売却なら専門店「おもいお」へ

翡翠の査定は極めて難易度が高く、店選びが査定額を大きく左右します。銀座の宝石買取専門店「おもいお」では、世界基準の知識を持つGIA(米国宝石学会)有資格者が在籍。肉眼では判別困難なジェダイトとネフライトの違いや、精巧な処理石も正確に見極めます。
他店で断られやすいネフライトについても、美術的価値や中国市場の需要を熟知しているため、価値を逃さず高価買取が可能です。店頭、全国対応の宅配、写真を送るだけのLINE査定はすべて無料。査定料やキャンセル料も一切かかりません。
「本物か分からない」「まずは価値を知りたい」という方も、ぜひ専門店の確かな目利きを頼ってください。大切な資産に、納得のいく答えをご提示させていただきます。
\宝石の価値は、実物を見てこそ分かります/
銀座・築地・心斎橋の店頭にて、専門鑑定士が直接拝見します



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