- 2026/10/02
警視庁がタンタルの偽18金に注意喚起|金を売るとき気をつけること、本物か自分で確かめなくていい理由
レアメタルの「タンタル」に金メッキを施した偽の18金ネックレスが買取店に持ち込まれているとして、警視庁が注意を呼びかけたと報じられています。タンタルは18金と比重が近く、重さを測る方法だけでは見分けるのが難しいとされています。
報道によれば、この偽造品は実際に買取店で買い取られていました。金を毎日扱う店でも、その場では見分けきれなかったものがあったということです。
引き出しにしまったままの金のネックレスや、使わなくなった指輪を売ろうと思ったとき、「本物かどうか、先に自分で調べておいたほうがいいのかな」と考える方は少なくありません。この記事では、金を売るときに本当に用意しておくとよいものと、用意しなくてよいことを、査定の流れとあわせて整理します。
目次
警視庁が注意を呼びかけた「タンタルに金メッキ」の偽18金ネックレス

報道によると、警視庁は2026年9月4日、タンタルに金メッキを施した偽造ネックレスが首都圏の複数の質店に持ち込まれたことを明らかにしました。同様の手口は6月から8月にかけて、東京のほか埼玉、千葉、滋賀、兵庫、岡山、徳島、福岡の1都7県で確認されたと報じられています。
警視庁は、比重測定だけでは判別が難しいとして、質店や中古品買取店に比重測定や成分検査などの活用と、身分証の確認の徹底を求めました。また、偽造品はSNSで募った「闇バイト」の応募者に持ち込ませていたとみられ、警視庁は「詐欺行為に加担することになる」として、安易に応募しないよう呼びかけていると報じられています。
参考:リユース経済新聞「警視庁、買取店に警戒呼びかけ」(2026年9月24日)、時事通信(2026年9月17日)、日本経済新聞(2026年9月4日)
プロの買取店でも、一度は買い取っていた

このニュースでもう一つ注目したいのが、偽造品が実際に買い取られていたという点です。報道によれば、持ち込んだ人は複数の買取店で売却し、後日そのうちの一つから偽物だったとして返金を求められています。
金製品を毎日扱っている店でも、その場では見分けきれなかったものがあったということになります。
専門の店でもそうなのですから、持ち主が見分けられなくても不思議はありません。売りに行く前に、自分で本物かどうかを確かめておく必要はありません。むしろ、確かめようとして表面をこすったり削ったりすれば、持ち物を傷つけてしまうおそれがあります。
家族から譲り受けたネックレスや、若いころに買った指輪。どこで買ったか思い出せない品物もあるでしょう。分からないまま持っていって構いません。
金製品を売る前に用意するもの

では、何を用意すればよいのでしょうか。実際に必要なものは多くありません。
1. 本人の身分証明書を1点
買取の際には、本人確認書類が1点必要です。使えるのは次のものです。
- 運転免許証
- パスポート
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
出張買取・宅配買取では、住民票(発行3か月以内の原本)も使えます。宅配買取の場合は、申込書と身分証のコピーを品物と一緒に送ります。
査定だけを受けて帰る場合は不要ですが、その場で売却を決めることもあるので、持っていくとスムーズです。
2. 品物は、そのままの状態で
磨いたり、直したりしてから持っていく必要はありません。
- チェーンが切れている
- 留め具が壊れている
- 変形している
- 表面が黒ずんでいる
こうした状態でも査定できます。おもいおでは商品のメンテナンスを自社で行っているため、状態が良くない品物も買取の対象にしています。
3. 保証書や箱があれば一緒に
購入時の保証書や箱が残っていれば、一緒に持っていくと査定の参考になります。見つからなくても査定は受けられます。箱・保存袋・鑑定書・鑑別書・保証書などの付属品がない品物も買取できます。
用意しなくてよいこと

反対に、しなくてよいこともはっきりしています。
本物かどうかを、自分で確かめておくこと
金を毎日扱う買取店でも見分けきれなかった品物があった、というのが今回のニュースです。持ち主が自宅で結論を出す必要はありません。「たぶん本物」でも「偽物かもしれない」でも、そのまま持っていって構いません。
表面をこすったり、削ったりして確かめること
素材を確かめようとして表面を削る方法は、持ち物に跡が残るおそれがあります。確かめたい気持ちは自然なものですが、傷がついてしまうと元には戻りません。
きれいに磨いておくこと
汚れていても査定できます。強く磨くと、かえって表面に細かい傷が入ることがあります。
査定では何を確認するのか

おもいおの査定では、金のネックレスや指輪について、貴金属の素材と重量を確認します。宝石が付いている場合は、宝石の種類・品質・状態もあわせて確認します。ブランドや、製品としてのデザイン・状態・付属品も、品物によって確認する要素になります。
店頭買取は完全個室ブースで行うので、周りの目を気にせず相談できます。
査定料・キャンセル料はかかりません。査定額に納得できなければ、売却を断ることもできます。「いくらになるのか知ってから決めたい」という段階で持っていって構いません。
なお、100万円を超える品物の買取は事前の連絡が必要です。高額になりそうな品物がある場合は、来店前に相談しておくと安心です。
金を売るときのよくある質問

Q. 店舗に行かずに査定してもらう方法はありますか?
宅配買取と出張買取があり、どちらも全国に対応しています。宅配買取は、無料の梱包キット(段ボール・申込書・緩衝材・着払い伝票)を取り寄せて着払いで送る方法です。自宅の段ボールを使うこともできます。出張買取は予約制で、事前に電話連絡のうえ鑑定士が訪問します。玄関先での査定もできます。ただし遠方の場合、スケジュールによっては訪問できないことがあります。
Q. チェーンが切れている金のネックレスでも、査定してもらえますか?
はい。壊れている品物、変形した品物、汚れた品物も査定できます。自社でメンテナンスを行っているため、状態が良くない品物も買取の対象です。直してから持っていく必要はありません。
Q. LINEに写真を送れば、本物かどうか分かりますか?
写真から案内できるのは概算です。素材の確認を含む正式な査定額は、現物を確認したうえでお伝えします。写真を送るときは、全体が分かるもの、別の角度から撮ったもの、刻印の部分、付属品があればその写真を添えると、相談がしやすくなります。
まとめ

タンタルに金メッキを施した偽の18金ネックレスは、比重が18金に近く、重さを測る方法だけでは見分けにくいものでした。報道によれば、金を毎日扱う買取店でも一度は買い取っています。
つまり、持ち主が自宅で真贋を確かめてから持ち込む必要はありません。
金製品を売るときに用意するのは、本人確認書類1点と、そのままの状態の品物。保証書や箱はあれば一緒に、なければそのままで構いません。査定では素材と重量を確認し、費用はかからず、納得できなければ断ることもできます。
分からないことは分からないまま、査定の場で確認できます。




関連ページ
- 査定方法(LINE・電話・メール)(来店前に写真で概算を相談する方法)
- おもいおのコラム一覧(宝石・ジュエリー・貴金属の査定に関する記事)
参考・出典
- リユース経済新聞「警視庁、買取店に警戒呼びかけ」(2026年9月24日)
- 時事通信「『金のネックレス売るだけ』に注意! 相次ぐ偽造品、『安易な応募だめ』―警視庁」(2026年9月17日)
- 日本経済新聞「レアメタル『タンタル』に金メッキ 偽造ネックレス、複数質店で売却」(2026年9月4日)
