- 2026/10/20
カーネリアンは何月の誕生石?7月・8月と書かれる理由と、贈るときのこと
「7月生まれの母に、誕生石のカーネリアンを贈りたい」「お店ではカーネリアンに『8月』と書いてあったけれど、本当はどっち?」
調べるほどわからなくなる、という声をよく耳にします。
先にお答えします。
- 日本の誕生石の一覧には、カーネリアンは入っていません
- 日本の7月の誕生石は、ルビーとスフェーンです
- 「7月の石」と書かれているのは、イギリスの一覧で、7月の石のひとつに挙げられているためと考えられます
- 「8月」と書かれていたら、8月の誕生石サードオニックスに近い石として扱われているのかもしれません
- どの一覧の話かがわかっていれば、7月生まれの方への贈り物に選んで大丈夫です
順番にお伝えしていきます。
目次
日本の誕生石の一覧には、カーネリアンは入っていません

日本の誕生石は、宝石の業界団体が一覧を公表しています。いまの一覧は、2021年12月に改訂されたもので、12カ月で29種類の石が並んでいます。
そのなかに、カーネリアンの名前はありません。7月にも、8月にも入っていないのです。
意外に思われた方も多いかもしれません。インターネットやお店では「7月の誕生石」と紹介されていることが多いので、無理もありません。
7月の誕生石は、ルビーとスフェーン

日本の一覧で、7月の誕生石とされているのは次の2つです。
- ルビー:赤い宝石の代表。アメリカの一覧でも7月の石です
- スフェーン:2021年の改訂で7月に加わった石。黄色や緑の、きらきらとした輝きが特徴です
日本の誕生石は、1958年に初めて決められました。アメリカの一覧をもとに、日本独自にサンゴとヒスイを加えたものです。2021年には、63年ぶりに10種類の石が加わりました。
ただ、最初の一覧にも、新しく加わった10種類にも、カーネリアンは入っていません。最初の一覧からいままで、日本の一覧に入ったことはないということになります。
イギリスの一覧では、7月の石のひとつ

それでは、なぜ「7月の誕生石」と書かれているのでしょうか。
実は、誕生石は国や団体によって少しずつ違います。イギリスの宝飾業界団体が公表している一覧では、月ごとに「伝統的な石」と「代わりの石」が分けて書かれていて、7月の代わりの石として、カーネリアンが挙げられています。
ですから、「7月の誕生石」という紹介が、まったくの間違いというわけではありません。イギリスの一覧ではそうなっている、日本の一覧には入っていない、というのが正確なところです。
「8月」と書かれていたら、サードオニックスとの関係かもしれません

お店でカーネリアンに「8月」と書かれていた、という方もいらっしゃいます。日本・アメリカ・イギリスのどの一覧を見ても、カーネリアンは8月には入っていません。
ひとつ考えられるのは、8月の誕生石「サードオニックス」との関係です。
サードオニックスは、赤茶色の「サード」という石の層と、白や黒の層が重なった石です。このサードは、カーネリアンととても近い仲間で、赤みが強ければカーネリアン、茶色みが強ければサードと呼ばれることが多いものです。
そのため、サードオニックスの仲間として「8月」と書かれることもあるのではないか、と考えられます。カーネリアンとサードの呼び分けは、カーネリアンと赤メノウの違いでもくわしくお伝えしています。
7月生まれの方に贈るなら、ひとこと添えて

カーネリアンを7月生まれの方に贈るのは、もちろん素敵な選び方です。ただ、受け取った方が「日本の一覧にはないみたい」と気づくこともあるかもしれません。
そんなときのために、こんなひとことを添えてみてはいかがでしょう。
- 「イギリスの一覧では、7月の石のひとつなんだって」
日本の一覧にこだわりたい場合は、ルビーかスフェーンを選ぶと安心です。
それから、日付ごとに石を決めた「誕生日石」として、カーネリアンを紹介しているものもあります。誕生日石は本などで広まったもので、業界団体の誕生石の一覧とは別のものです。
また、カーネリアンの仲間の石には、色を染めたものもあります。贈り物として選ぶときは、お店で色のでき方やお手入れの方法を聞いておくと安心です。お手入れについては、カーネリアンの硬度と扱い方でもお伝えしています。
誕生石のジュエリー、使わなくなっていませんか
昔いただいた誕生石の指輪やネックレスが、引き出しにしまったままになっている、という方もいらっしゃるでしょう。
おもいおでは、石の色や状態だけでなく、枠の貴金属・デザインまで、ジュエリー全体として拝見します。傷があっても、石が外れてしまっていても、鑑別書がなくても大丈夫です。売るかどうかは、見てもらってから決めて構いません。
まとめ|覚えておきたいこと
- 日本の誕生石の一覧には、カーネリアンは入っていません
- 日本の7月の誕生石は、ルビーとスフェーン
- 「7月の石」と書かれるのは、イギリスの一覧で7月の石のひとつとされているためと考えられます
- 「8月」と書かれていたら、サードオニックスに近い石として扱われているのかもしれません
- 贈るときは「イギリスの一覧では7月の石」とひとこと添えると、気持ちが伝わります
- 使わなくなった誕生石のジュエリーも、そのままご相談ください
思い出の誕生石ジュエリー、今どんな価値があるのか気になったら、一度見せていただけませんか。


