- 2026/10/30
スペインのレオノール王女が着けた祖母のルビーのイヤリング|ネックレスとイヤリングのセットは、査定でどう見てもらえる?
※アイキャッチ画像はイメージです。実際のソフィア前王妃のジュエリーを撮影・再現したものではありません。
スペインのレオノール王女が、2026年10月23日の授賞式で、祖母のソフィア前王妃から借りたルビーのイヤリングを着けました。ソフィア前王妃が64年間、誰にも貸さなかったイヤリングだと報じられています。
意外なのは、その来歴です。このイヤリングは、結婚祝いのルビーのネックレスとセットで着けられてきましたが、もとから一組だったのではなく、母のフレデリカ王妃が後から合わせて贈ったものと伝えられています。
この記事では、そのニュースの中身と、手元のネックレスとイヤリングなど、セットに見えるジュエリーを、査定ではどう見るのかをまとめます。
目次
レオノール王女が初めて着けた、祖母のルビーのイヤリング

レオノール王女が着けたのは、スペイン北部オビエドのカンポアモール劇場で開かれた、アストゥリアス王女賞の授賞式です。1981年に創設された賞で、王位継承者の王女は今年もあいさつに立ち、受賞者に賞を手渡しました。
耳元にあったのは、ルビーとダイヤモンドを組み合わせたイヤリングです。スペイン誌のバニティ・フェアなどによると、ソフィア前王妃はこれまで、娘たちや義理の娘のレティシア王妃にも、このイヤリングを貸したことがありませんでした。授賞式の後には、王女が祖母にルビーを指し示す様子も撮影されています。
セットに見えて、イヤリングは後から贈られたもの

イヤリングと組み合わせて着けられてきたネックレスは、ソフィア前王妃が1962年に結婚した際、ギリシャの海運王スタブロス・ニアルコス氏が贈ったものです。バニティ・フェアによると、同氏がヴァンクリーフ&アーペルで購入したもので、ビルマ(ミャンマー)産とされるカボションカット(丸く磨いた形)のルビー37石を中心に、ルビーとダイヤモンドが使われています。
一方のイヤリングは、もとはネックレスとは別の贈り物です。スペインの報道によると、ルビーがネックレスとよく調和することから、母のフレデリカ王妃が贈りました。
イヤリングの作り手については、説明が分かれています。海外の専門ブログはネックレスと同じ一式として紹介していますが、バニティ・フェアは、イヤリングの枠はネックレスとは別の手によるものと伝えています。デザインが似たジュエリーでも、出どころは見た目だけでは決まらないことが分かります。
デザインが似ていても、一緒に作られたとは限らない
母や祖母から、ネックレスとイヤリング、指輪などデザインの似たジュエリーを受け継いだ方もいるかもしれません。王室の品は来歴が報道や資料で語られますが、手元の品物には、いつ誰がどこで作ったかという記録が残っていないことがほとんどです。
それでも、デザインが似ていることと、一緒に作られたことは別だという点は共通します。同じ時期に同じお店で買ったもの、あとから似たものを買い足したもの、別々にもらったものを合わせて着けてきたものなど、組み合わせ方はさまざまです。持ち主が「セット」だと思っていても、その事情までは品物を見ただけでは分かりません。
セットのジュエリーで、査定の手がかりになること
おもいおの査定では、セットに見えるジュエリーも1点ずつ確かめます。そのうえで、次のような点が、いつ・どのように組み合わされたものかを確かめる手がかりになります。
刻印
金具や裏側に、金やプラチナなどの素材を示す刻印や、ブランド名の刻印があることがあります。ネックレスとイヤリングで同じブランドの刻印があるかは、手がかりの1つです。ただし刻印は目安で、査定では実物で素材と重さを確かめます。
石の種類と状態
ネックレスとイヤリングで、石の種類や品質まで同じとは限りません。赤い石がすべてルビーとは限らず、見た目だけで決めることもできません。石は1点ずつ、種類・品質・状態を確かめます。
作りと状態
金の色味や石の留め方、細工の仕上がりが同じかどうかも見るところです。ソフィア前王妃のイヤリングでも、作りの違いを指摘する報道がありました。あわせて、留め金の傷みや石の欠け・抜けなど、製品としての状態も確かめます。
箱・保証書
ブランドの箱や保証書、購入時の書類が残っていれば、同じときに求めたものかを考える手がかりになります。
査定に出すときは、ばらさずに一緒に
組み合わせて着けてきたネックレスとイヤリングなどは、ばらさずに一緒にお持ちください。箱や保証書が残っていれば、それも一緒にお持ちいただくと、確かめる手がかりが増えます。付属品がなくても査定できますし、セットかどうか分からないままでも構いません。
おもいおには、GIA(Gemological Institute of America)のGraduate Gemologist(G.G.)ディプロマ取得者が在籍しています。店頭での査定は、銀座本店と心斎橋店では予約なしで受け付けており、査定額を確認してから、手元に残すか売却するかを決められます。お断りいただいても費用はかかりません。
まとめ
レオノール王女が着けた祖母のルビーのイヤリングは、ネックレスとセットに見えて、実は母から後で贈られたものでした。作り手についても、報道で説明が分かれています。
手元のネックレスとイヤリングも、デザインが似ているだけで一緒に作られたとは限りません。刻印や石、作り、箱や保証書を手がかりに、1点ずつ確かめます。セットのジュエリーは、ばらさずに付属品と一緒に見てもらうところから始めてください。




関連ページ
- メアリー王妃のサファイアは「元に戻せる」リメイク|受け継いだジュエリーはリフォームする?売却する?(受け継いだジュエリーを使うか手放すか考えたいとき)
参考・出典
- The Court Jeweller「The Princess of Asturias Makes a Special Ruby Earring Debut in Oviedo」(2026年10月27日)
- Vanity Fair España「La princesa Leonor recupera los pendientes de rubíes que Federica de Grecia regaló a la reina Sofía para que los luciera “a juego” con el collar de Niarchos」(2026年10月23日)
- Vanitatis(El Confidencial)「La princesa Leonor luce por primera vez los pendientes que la reina Federica le regaló a doña Sofía por su boda con Juan Carlos」(2026年10月23日)
- Mujerhoy「La curiosa historia de los pendientes de la princesa Leonor: una joya de la reina Sofía que nunca había prestado a nadie」(2026年10月23日)