- 2026/09/05
スフェーンの色|黄色でも緑でも茶色でもスフェーンです
「スフェーンは緑の石だと思っていたのに、うちのは黄色い」
そんなふうに感じて調べに来られた方は、めずらしくありません。
結論からお伝えすると、どちらもスフェーンです。
スフェーンには黄色・黄緑・緑・オレンジ・茶色と幅があります。
色が違っても、別の石になったわけではありません。
しかも向きを変えると色が変わって見えることがあります。これもこの石の性質です。
色が判別できないままでも、そのままお持ちいただけます。
この記事では、ご自宅で色を確かめる方法と、色と金額の関係をお伝えします。
この記事を監修する「おもいお」について
✅ GIA G.G.資格保有者が査定に関与
✅ 色の呼び方が判別できないお品物もそのまま査定できます
✅ 査定料・手数料はすべて無料
✅ 店頭・宅配・出張の3つの査定方法に対応
目次
まず、明るいところで石の色を見てください

必要なものはありません。明るい場所と、少しの時間だけです。
- 窓際の自然光か、天井のライトの下へ石を持っていきます
- 石を目の高さに持ちます
- 正面からゆっくり見ます
このとき、石の一番広い面(上から見える平らな面)から見える色が、その石の「色」として扱われます。
見えた色を覚えておいてください。次の章で当てはめます。
落とさないようご注意ください。柔らかい布の上や、低い場所で行ってください。スフェーンは衝撃に弱い石です。
黄色・緑・茶色|どれもスフェーンです

見えた色は、このどれかに近いはずです。
| 色 | よくある呼ばれ方 |
|---|---|
| 黄色・金色っぽい | ゴールデンスフェーン |
| 黄緑 | グリーンスフェーン |
| 緑 | グリーンスフェーン |
| オレンジ | — |
| 茶色っぽい | ブラウンスフェーン |
全部スフェーンです。
色が違うのは、石の中に入っているごく微量の成分の違いです。鉄が多いと緑みが強くなり、少ないと黄色や茶色に寄ります。
「うちのは黄色いから偽物では」というご心配は、必要ありません。黄色いスフェーンはごく普通にあります。
向きを変えると色が変わることがあります

石を持って、ゆっくり傾けてみてください。
見える色が変わりませんか。
緑っぽく見えていたのに、角度によって黄色っぽくなったり、色が薄く見えたりすることがあります。
これは正常です。
スフェーンは、見る向きによって3つの違う色が現れるという性質を持っています。緑系の石なら、
| 向き | 見える色 |
|---|---|
| ある方向 | 色が薄い(無色に近い) |
| ある方向 | 緑がかった黄色 |
| ある方向 | 茶色っぽい黄色 |
1つの石の中に、この3つが入っています。
不良品でも、色が抜けたわけでもありません。スフェーンという石がもともと持っている特徴です。
濃い緑は、数が少ない石です

同じ緑でも、濃い緑の石は産出が少なく、市場に出る数も限られます。
この濃い緑は、クロムという成分によるものです。クロムスフェーンと呼ばれます。エメラルドが緑に見えるのも、同じ成分です。
ただし、ここは正直にお伝えします。
見ただけで「これはクロムスフェーンです」とは言えません。
濃い緑に見えることと、クロムが入っていることは、別の話です。成分を確かめるには専門機関の検査が必要で、当店では断定していません。
また、「クロムスフェーン」という名前がついているから高い、という見方もしていません。同じ名前でも、色の濃さ・透明度・大きさ・状態で評価は変わります。
「カラーチェンジ」と書かれていた場合

お手元の品物や購入時の説明に「カラーチェンジ」と書かれていることがあります。
ここは少し整理が必要です。色が変わって見える理由には、別々の2つがあります。
| 何をすると変わるか | |
|---|---|
| 向きで変わる | 石を傾ける。スフェーンはこちら |
| 光で変わる | 照明を変える(太陽光と電球) |
この2つは別のものです。
スフェーンは傾けると色が変わる石です。ですので「色が変わる」と説明されているものの多くは、傾けたときの変化を指している可能性があります。
なお、照明で色が変わるかどうかについては、当店が確認できる資料に記載がありません。そのため、あるともないとも申し上げません。
はっきりしているのは、向きを変えると色が変わって見えるということです。
「メキシカン・エメラルド」と書かれていた場合

濃い緑のスフェーンが、「メキシカン・エメラルド」という名前で売られていることがあります。
これはエメラルドではありません。
紛らわしい呼び方ですが、スフェーンとエメラルドはまったく別の石です。
| スフェーン | エメラルド | |
|---|---|---|
| 硬さ | 5〜5.5(傷がつきやすい) | 7.5〜8 |
硬さがかなり違います。エメラルドのつもりで扱うと、スフェーンには負担が大きすぎることがあります。
お手元の品物にこの名前が書かれていても、中身はスフェーンです。がっかりされる必要はありません。スフェーンにはスフェーンの良さがあります。
当店ではこの呼び方を使いません。
色だけで金額は決まりません

「濃い緑なら高いのでは」とお考えになるかもしれません。
色は見られる項目の1つですが、それだけでは決まりません。
| 色以外に見ているところ |
|---|
| 透明度(濁っていないか) |
| 大きさ |
| カット(正面できれいに光るか) |
| 欠けや傷があるか |
| 虹色の輝きの出方 |
とくに欠けや傷は金額に影響します。スフェーンは傷がつきやすく、決まった向きに割れやすい石なので、状態は必ず確認します。
また、濃ければ濃いほど良いわけでもありません。暗くなりすぎて光が返らなくなると、評価は下がります。
色以外の評価については、スフェーンの価値は何で決まる?査定で見ている6つのポイントでお伝えしています。
色が判別できなくても、そのままお持ちいただけます

ここまで色の見方をご紹介しましたが、ご自身で答えを出していただく必要はありません。
当店では、色の呼び方が判別できないお品物も、種類が不明なお品物も、査定・ご相談をお受けしています。
- 色の名前が判別できないお品物
- 鑑別書・鑑定書がないお品物
- ルース(石だけ)のお品物
- 石が外れてしまったジュエリー
- 欠けや傷のあるお品物
「黄色いのに緑と書いてあった」「名前が違う気がする」といったご相談も、そのままで構いません。
査定では、色・透明度・内側の状態・カット・光の出方を見ています。そのうえで、どこまで判断できて、どこからが専門機関の領域なのかをご説明します。
当店は鑑別機関ではありません。成分を科学的に証明することはできません。すべてのお品物を検査に出すわけでもありません。結果が金額に大きく影響しそうな場合はご相談しますが、そうでない場合は、お持ちの鑑別書があればそれを参考にして査定します。
この線引きも、その場で正直にお伝えします。
まとめ
| 確かめること | |
|---|---|
| 明るい場所で正面から見た色 | 黄・黄緑・緑・オレンジ・茶色 → どれもスフェーン |
| 傾けると色が変わるか | 変わって正常。この石の性質 |
| 濃い緑か | 数は少ないが、見ただけでは断定できない |
| 「メキシカン・エメラルド」 | エメラルドではありません |
- 色は見られる項目の1つですが、それだけで金額は決まりません
- 透明度・大きさ・カット・欠けや傷も見ています
- 色が判別できないままご相談いただけます
お手元の石が何色として扱われるのか、気になったときに聞いていただくだけでも構いません。
おもいおでは、査定料・キャンセル料をいただいておりません。査定は原則としてお客様の目の前で行い、何を見て、どこまで判断できて、どこからが判断できないのかを正直にお伝えします。
- 査定料・キャンセル料は無料です
- 店頭・宅配・出張・LINE査定からお選びいただけます
- 売るかどうか決めていない状態でのご相談も歓迎しています


