- 2026/03/25
【プロ直伝】翡翠の本物・偽物の見分け方!価値が決まるランクと査定のコツ
古くから「魔法の石」「長寿の石」として東洋で珍重されてきた「翡翠(ひすい)」。日本でも「国石」に選定されるほど親しみ深い宝石ですが、実はダイヤモンドやルビー以上に、その真贋(本物か偽物か)を見極めるのが難しい宝石であることをご存知でしょうか。
たとえば、遺品整理や生前整理、あるいは古いジュエリーボックスの片付けの際に出てきた翡翠に対し、以下のような不安や悩みを抱えている方は少なくありません。
「緑色が綺麗だけど、これって本物?」
「価値がある宝石なら売りたいけれど、偽物だったら恥ずかしい…」
この記事では、年間数多くの宝石・ジュエリーを査定する宝石買取専門店「おもいお」の鑑定士が、翡翠の本物・偽物の見分け方について、プロの視点から徹底的に解説します。
また、価値を決定づける「ランク」の仕組みや、1円でも高く売却するためのコツもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
《この記事を監修する『おもいお』について》
本記事は宝石買取専門店「おもいお」が監修。
翡翠の性質を熟知したプロが執筆しています。
✅【真贋】 GIA鑑定士が正確に本物を見極め
✅【評価】 価値のない偽物をプロが正しく判別
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【この記事でわかること】
- 本物と偽物による資産価値の決定的な違い
- 「本翡翠」の定義とプロが教える見分け方
- 偽物(処理石)を見抜くための査定基準
- 鑑別書がない翡翠でも高く売れる理由
- 翡翠を最高値で売却するための具体的なコツ
目次
翡翠の「本物」とは何か?ジェダイトとネフライトの決定的な違い

翡翠を正しく理解するためには、まず「翡翠には2つの種類がある」という事実を知らなければなりません。ひと口に「翡翠」と言っても、実は大きく分けて2つの種類が存在します。
| 項目 | ジェダイト(硬玉) | ネフライト(軟玉) |
|---|---|---|
| 宝石としての価値 | 非常に高い | 比較的安価 |
| 主な産地 | ミャンマー 日本(糸魚川) | 中国 カナダ ニュージーランド |
| 特徴 | 輝きが強く硬度が高い | 繊維状の組織が絡み合い、粘り強い |
かつてはどちらも「翡翠」として扱われてきましたが、現代の宝石学では全く別の鉱物として区別されています。ここを正しく理解することが、価値を見極める第一歩です。詳しくみていきましょう。
ジェダイト(硬玉/ヒスイ輝石)

宝石市場において「本物の翡翠」として扱われ、高額査定の対象となるのがこの「ジェダイト(硬玉)」です。
資産価値が非常に高いのが特徴で、主な産地はミャンマーや日本の新潟県糸魚川などが知られています。特に「ろうかん」と呼ばれるような色鮮やかで透明度の高い個体であれば、1カラットあたり数十万円以上の値がつくことも珍しくありません。
ジェダイトは鉱物として非常に硬いだけでなく、結晶が複雑に絡み合っているため、ダイヤモンドをも凌ぐほどの「靭性(割れにくさ)」を兼ね備えているのが大きな特徴です。
ネフライト(軟玉/角閃石)

一方、見た目はジェダイトによく似ていますが、鉱物学的な性質が全く異なるのが「ネフライト(軟玉)」です。残念ながら、宝石としての価値はジェダイトに比べて低くなる傾向があります。
主な産地は中国・ロシア・カナダ・ニュージーランドなどで、繊維状の組織が緻密に絡み合っているため、非常に丈夫な石として知られています。
その耐久性の高さから、中国では古くから細かな装飾を施す「彫刻工芸品」の材料として重宝されてきました。
翡翠の価値を左右するランク|A貨・B貨・C貨

翡翠が天然で美しい状態なのは極めて稀です。そのため、流通している翡翠の多くは、何らかの加工が施されています。この加工内容によっても、宝石としての価値に大きな差が出るのです。
ここからは、翡翠のランクを左右する「A貨」「B貨」「C貨」について、簡単にみていきましょう。
A貨(天然無処理翡翠)

「A貨翡翠」は、研磨以外の手を加えていない、完全な天然翡翠です。最も価値が高く、経年変化もありません。時間の経過とともに輝きを増すとさえ言われ、資産価値が非常に安定しています。
B貨(樹脂含浸翡翠)

「B貨翡翠」は、天然の翡翠を酸性の液体に浸して不純物を取り除き、空いた隙間に「エポキシ樹脂(プラスチック)」を染み込ませたものです。
見た目は非常に透明感があり美しく見えますが、中身はスカスカの石を樹脂で固めた状態になります。数年経つと樹脂が劣化して黄色く変色し、表面にひび割れが生じるのが難点です。そのため、買取相場は天然翡翠(A貨)の数十分の一まで下がります。
C貨(着色翡翠)

「C貨翡翠」は、天然の翡翠(または色の薄い石)を染料で緑色に染めたものです。色が不自然に鮮やかで、プロがルーペで見れば色の溜まりが確認できます。宝石としての価値はほぼなく、残念ながら装飾品としての価値しかありません。
なお、A貨・B貨・C貨の見分け方については、「【翡翠のABC貨とは?】プロが教える見分け方と価値の違い|宝石鑑定士が徹底解説」で詳しく解説しています。
要注意!「ヒスイ」の名前が付いた偽物たち

翡翠は非常に人気があるため、名前に「ヒスイ」という言葉を含ませることで、価値があるように見せかけた石が大量に存在します。
まずは、翡翠の偽物といわれる以下の5つの石を把握しておきましょう。
| 名称 | 実際の鉱物や素材 | 宝石としての価値 |
|---|---|---|
| マレーシアジェイド | クォーツァイト(石英) | なし(枠の貴金属のみ) 染色の模造品 |
| インドヒスイ | アベンチュリン | なし(枠の貴金属のみ) 水晶(天然石)としての扱い |
| 台湾ヒスイ | ネフライト | 低い、基本は枠の貴金属のみ 非常に大粒で彫刻が美しい場合のみ加算 |
| アマゾンジェイド | アマゾナイト | なし(枠の貴金属のみ) 希少石ではない |
| キツネ石 | 翡翠に似た岩石 | 買取不可 |
マレーシアジェイド(染色クォーツァイト)
「マレーシアジェイド」は、白っぽい「クォーツァイト(石英)」を緑色に染めたものです。非常に安価で、観光地の土産物屋などで「本翡翠」と混同して販売されるケースも少なくありません。
インドヒスイ(アベンチュリン)
「インドヒスイ」は、実際には水晶の仲間である「アベンチュリン」という天然石です。名前に「ヒスイ」と付いていますが、内部に雲母の結晶を含み、キラキラとした輝き(アベンチュレッセンス)が見られる特徴があります。
台湾ヒスイ(ネフライト)
「台湾ヒスイ」は、先ほど解説した「ネフライト(軟玉)」を指す商業名です。かつては台湾で大量に産出されたため、この名で親しまれてきました。
台湾ヒスイは非常に丈夫な石で、中国では歴史的な価値が認められています。ただし、現在の日本の宝石買取市場においては、高額査定の対象となる「本翡翠(ジェダイト)」とは明確に区別して取り扱われます。
アマゾンジェイド(アマゾナイト)
「アマゾンジェイド」は、和名を「天河石(てんがせき)」と呼ぶ、微斜長石(マイクロクリン)の一種です。明るい青緑色が翡翠に似ているためにこの名で呼ばれますが、硬度も化学成分も全く異なる別の鉱物になります。
キツネ石(翡翠に似た岩石の総称)
「キツネ石」は、翡翠に似た岩石の総称で、「キツネに化かされたように間違える」ことが名前の由来です。翡翠の産地である新潟県糸魚川などで、本物と間違えやすい石を総称してキツネ石と呼びます。
【プロ直伝】翡翠の本物・偽物の見分け方|自宅でできるチェック方法

実は、専門的な鑑定機材がないご家庭でも、ある程度の推測ができる「簡易チェックポイント」があります。
- 比重(重さ)を確認する
- 表面の「光沢」を観察する
- 温度の変化を感じる
- ペンライトで透過させる
ただし、近年の技術は非常に巧妙ですので、あくまで目安としてお考えください。
比重(重さ)を確認する
ジェダイトは密度が非常に高いため、手のひらに乗せたときに「見た目以上のずっしり感」があります。ガラスやプラスチックの模造品であれば、手にした瞬間にスカスカとした軽さを感じるはずです。
表面の「光沢」を観察する
本物の翡翠は、ダイヤモンドのような鋭い輝きではなく、しっとりとした「油を塗ったような光沢」を放ちます。
また、表面をルーペで観察した際、オレンジの皮のような微細な凹凸(オレンジピール)が見えるのは、硬玉特有の結晶構造によるものだと判断でき、本物の可能性を高めます。
温度の変化を感じる
本物の翡翠は熱伝導率が良いため、触れた瞬間に「ひんやり」とした冷たさを感じます。また、手のひらで温めても、ガラスなどに比べて温まりにくいという性質があります。
この独特の清涼感は、結晶が緻密に構成されている天然石ならではの特徴です。一度温まると冷めにくいプラスチックなどの樹脂製品とは、熱の伝わり方が根本的に異なります。
ペンライトで透過させる
暗い場所で、石の裏側からペンライトを当ててみてください。
本物の翡翠は、内部に繊維が複雑に絡み合ったような、モヤモヤとした模様が見えます。一方ガラス製の偽物は、内部が均一で綺麗すぎたり、あるいは小さな「気泡」が見えたりします。気泡が一つでもあれば、それは間違いなく人工物です。
プロでも難しい「B貨」の判別|セルフチェックの限界

ネットでは、以下のような見分け方も紹介されていますが、これらは非常に危険です。もし本物であった場合は、資産価値をゼロにするリスクがあるため、絶対に避けてください。
- 髪の毛を巻いて焼く
- 石を叩いて音を聞く
- ナイフなどで傷をつけてみる
特に、近年の「B貨(樹脂含浸)」は非常に精巧で、プロの鑑定士がルーペで見ても、あるいは最新の分析装置を使わなければ判別できないケースが増えています。素人判断で「本物だ」と思い込み、フリマアプリなどで売却してトラブルになるケースも後を絶ちません。
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翡翠を1円でも高く売るためのコツ

大切にしてきた翡翠を正しく評価してもらうためには、以下の3点が重要です。
- 鑑別書の有無
- 産地の特定
- 宝石専門店での査定
鑑別書の有無
中央宝石研究所(CGL)など、信頼できる機関が発行した「天然ひすい(ジェダイト)」の証明書があれば、それだけでプラス査定の大きな要因となります。特に「処理の有無(A貨かどうか)」が明記されているものは、数万円〜数十万円の価格差を生みます。
産地の特定
翡翠は産地が非常に重要です。ミャンマーの特定の鉱山で採れた、エメラルドのような深い緑と透明感を併せ持つ「ろうかん」と呼ばれる最高級品は、現在世界中で奪い合いとなっており、価格が高騰しています。
なお、ろうかん翡翠の詳しい解説については、「ろうかん翡翠(インペリアルジェード)とは?価値・相場・見分け方と高く売るための査定ポイント」の記事をご覧ください。
宝石専門店での査定
翡翠は査定が極めて難しいため、経験の浅い買取店では「リスクを避けて安く見積もる」という傾向があります。「おもいお」のように宝石を専門に扱い、中国やアジア圏など翡翠の需要が最も高い市場に販路を持っている店を選ぶことが、高価買取への最短距離です。
詳しい業者の選び方については、「翡翠(ヒスイ)買取で失敗しない業者の選び方5選|鑑別書なし・古い指輪も売れる?」をご覧ください。
翡翠の買取査定なら、宝石買取専門店「おもいお」へ

「おもいお」には、GIA(米国宝石学会)などの資格を持つ、宝石査定のプロフェッショナルが在籍しています。他店では「鑑別書がないと買い取れない」「よくわからないから安く買い叩かれた」という経験をされた方も、ぜひ一度当店へご相談ください。
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