- 2025/11/23
エメラルドの偽物の見分け方|スマホやライトで確認!鑑別書なしでもわかるプロの真贋術
「昔プレゼントされたエメラルドの指輪」や、「相続や形見で受け取ったアクセサリー」。 鑑別書がないまま手元に残っていて、 「これって本物?値段はつく?」 と気になっていませんか。
近年では、天然石にそっくりな合成エメラルドや、ガーネット・トルマリンなど質の高い別の宝石も多く出回っています。そのため、見た目だけで真贋を判断するのはプロでも難しいでしょう。
ただし、鑑別書がなくても、スマホのライトや自然光を使えば、偽物の傾向は掴めます。そして実は、天然エメラルドでなくても価値がつくケースが多いことも事実です。
この記事では、買取専門店「おもいお」の鑑定士が、エメラルドのセルフチェックの方法からプロがおこなう決定的な判定ポイントまで、わかりやすく解説します。
《この記事を監修する『おもいお』について》
本記事は、エメラルドをはじめとする宝石の買取を専門とする《おもいお》が監修しています。
✅ GIA-GG(米国宝石学会)認定鑑定士が在籍
✅ 真贋・産地・処理の有無まで科学的根拠に基づき鑑定
✅ 査定料・キャンセル料は完全無料
✅ Googleクチコミ★4.8以上(5年連続高評価)
【この記事でわかること】
- エメラルドの「偽物」にはどんな種類がある?
- 自宅でできる簡単なセルフチェック法
- なぜプロの真贋鑑定が不可欠なのか?
- 偽物だと思っていた石に、思わぬ価値があるケース
目次
まずは確認!偽物エメラルドに多い3つのパターン

エメラルドの「偽物」といってもその正体は大きく3種類にわけられます。
| 素材 | 宝石としての価値 | 特徴ほか | |
| 模造石(イミテーション) | ガラスプラスチック樹脂ほか | ほとんどない | 気泡が見える表面の傷天然よりも軽い |
| 類似石(天然の別石) | グリーンガーネットトルマリンペリドットほか | 価値がある(エメラルドより高価なものも) | エメラルドに似ている別の天然石 |
| 合成石(人工エメラルド) | ベリルを人工的に結晶化 | そこそこ価値がある | 天然エメラルドと同じ成分のため、科学的な真贋が必要 |
まずは、この分類と違いを知っておくことが価値判断の第一歩になります。詳しくみていきましょう。
1.模造石(イミテーション)

石そのものがエメラルドではない「模造石(模造品)」は、代表的な偽物エメラルドです。いわゆるおもちゃやアクセサリーとして作られたもので、ガラスやプラスチックなどを緑色に着色することで本物らしく見せています。
<模造石の特徴>
- 完全に透明で、傷や模様などの内包物がほとんどない
- 内部に気泡が見えることが多い
- 色味が均一すぎる・明るすぎる
- 天然石よりも軽すぎる など
ただし、シャネルやディオールなどのヴィンテージ・コスチュームジュエリーなどの場合は、ブランドのデザイン性が評価されて高値になる可能性があります。
また、リングやペンダントの枠が金・プラチナであれば、その地金部分に価値がつく可能性があります。「石が偽物なら価値ゼロ」というわけではないため、査定前に捨ててしまうのは要注意です。
なお、ブランドのエメラルドジュエリーについては、以下の記事もご覧ください。
▶エメラルドのブランドジュエリー買取相場|ハリーウィンストン・カルティエなど5大ジュエラーの価値の違いを専門家が解説
2.類似石(天然の別石)

「類似石」は、見た目が緑色でエメラルドに似ている別の天然石です。エメラルドではないため「偽物」としましたが、これらは本物の天然宝石であり、場合によってはエメラルドより高価になることもあります。
<代表的なエメラルドの類似石>
- グリーンガーネット(ツァボライト・デマントイド)
- グリーントルマリン
- 翡翠(ヒスイ)
- クロムダイオプサイト
大切なのは「本物かどうか」だけではなく、その石が何なのかを正確に判断すること。 鑑別書がなくても、まずは専門家に相談してみてください。
3.合成石(人工エメラルド)

「合成石」は、天然エメラルドと全く同じ化学組成を、実験室などで数か月かけて人工的に再現したものです。成分も硬度も天然と同じであり、内包物までも模倣できるため、見分けはプロでも難しいとされています。
合成石の特徴は、内包物(インクルージョン)が極端に少なく、不自然なほど透明度が高いことです。しかし、ガラスのような安っぽさはなく、本物に引けを取らない美しさがあります。
そのため、判別には顕微鏡などを使った科学的検査が必須です。
【早見表】エメラルドの本物・偽物の違いチェックリスト

偽物の種類がわかったところで、お手元の石が「本物(天然エメラルド)」と「偽物(模造・合成)」のどちらに近いか、主な特徴を比較してみましょう。
| チェック項目 | 本物の特徴 | 偽物の特徴 | 備考 |
| インクルージョン | 「ジャルダン」と呼ばれる不規則な模様や結晶がある | 完全に透明 or 気泡あり | ガラスは気泡が見えやすい |
| 色合い | 自然な濃淡や色ムラがある | 均一すぎる人工的な緑色 | 均一色は合成・模造の可能性 |
| 輝き | 柔らかく深みのある輝き | ギラついた光沢や安っぽさ | 7つの価値基準でも重要視される |
| 重さ | ずっしりとした感触 | 軽すぎる(プラスチック) | 指輪なら地金の重さも影響 |
精巧な偽物の判断は困難ですが、明らかな模造石などを見分けるヒントにはなります。ただし、これはあくまで参考情報であり、プロの鑑定の代わりにはならないことをご理解の上、お試しください。
※硬度テストなど、宝石を傷つける可能性がある方法は絶対におやめください。
自宅でできる!エメラルドの偽物を見分ける5つの方法
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ここからは、特別な道具を使わず、スマホやルーペなどで確認できる簡易的なチェックポイントをご紹介します。
- 光を当てて「色むら(濃淡)」を見る
- 透明度より「内包物(インクルージョン)」を見る
- 表面の「傷(摩耗)」を見る
- 手に持ったときの「温度」を見る
- ギラつき・均一光は「合成や模造」の可能性
なお、これらはあくまで簡易的な判断基準です。確定診断は必ずプロにお任せください。
1.光を当てて「色むら(濃淡)」を見る
スマホのライトや自然光を当てて、色に濃淡(ムラ)があるかを見てみましょう。天然エメラルドは、地層の中でゆっくり成長してできるため、色が均一ではなく、部分的に濃いところ・淡いところが現れやすいのが特徴です。
反対に、均一に塗ったようなのっぺりとした緑に見える場合は、模造石や合成石の可能性があります。とくに、明るすぎる緑や単調な色味は注意ポイントです。
2.透明度より「内包物(インクルージョン)」を見る

スマホのライトで真贋を判断する際、最も重要となるのが「インクルージョン(内包物)」です。部屋を少し暗くし、ライトを石の横や裏側から当てて透かしてみましょう。
天然のエメラルドには、モヤのような曇りや細かなヒビが見えることがあります。これらは植物の模様に似ていることから、「ジャルダン(庭園)」と呼ばれる天然の証です。
一見傷のように見えても、複雑なジャルダンが確認できれば、天然である可能性が高いといえます。
一方、不自然なほど透明で、濁りがほとんどない場合は注意が必要です。人工的に作られた合成エメラルドの可能性が考えられるでしょう。
また、ライトを当てた際に丸い気泡が見える場合は、ほぼ確実にガラスなどの模造石です。天然石に、炭酸水のような真ん丸の気泡が入ることはありません。
3.表面の「傷(摩耗)」を見る
エメラルドを見分ける際は、表面の傷や摩耗にも注目しましょう。特に、カット面同士が交わる稜線(角)を、ルーペやスマホの拡大機能で観察すると、その違いがわかりやすくなります。
天然のエメラルドは鉱物として硬度が高く、研磨された面の角がシャープに残りやすいのが特徴です。一方、ガラスやプラスチックなどの模造石は硬度が低いため、角が丸く削れていたり白っぽく擦れた跡が見られることがあります。
ただし、天然でも長年の使用で傷がつくことはあるため、角の状態だけで本物・偽物を断定することはできません。
4.手に持ったときの「温度」を見る
エメラルドを手に取ったときの温度の違いも、判断材料の一つになります。天然のエメラルドは熱伝導率が低いため、触れた瞬間にひんやりとした冷たさを感じやすいのが特徴です。
逆に、プラスチックや一部のガラス製の模造石は、触れてすぐに体温へとなじみます。ただし、温度差だけで真贋を断定することはできないため注意しましょう。
5.ギラつき・均一光は「合成や模造」の可能性
ライトを当てて、不自然なギラつきが見られたら注意が必要です。ガラスや合成石は光が均一に跳ね返りやすく、強い照りや単調でチカチカした光が出ることがあります。
天然エメラルドは結晶内部が複雑なため光が柔らかく、深みのある輝きに見える傾向があります。 この「深い輝き」こそが、天然の魅力でもあるのです。
精巧な偽物エメラルドにはプロの鑑定が必要

自宅チェックで傾向は掴めても、精巧な合成石や価値評価までは判断できません。プロによる鑑定では、専門機器と科学的根拠に基づいて、石の正体や市場価値を見極めます。
ここからは、プロにしか判断できないポイントについてみていきましょう。
人工エメラルドは顕微鏡での高度な判別が必須
合成エメラルドは、天然と同じ組成を人工的に再現して作られています。そのため、見た目だけではプロでも区別が難しいのが特徴です。
鑑定では、専用の顕微鏡でインクルージョン(内包物)の形状や、生成過程の痕跡を確認します。天然特有の「三相インクルージョン」などは、目視では判断できません。つまり、合成か天然かの違いは見た目ではなく科学的証拠でしか判断できないということです。
価値がつく「類似石」を評価できるのは専門店のみ
エメラルドに似た緑色の石には、実は高価になる宝石も含まれています。たとえば、グリーンガーネット(ツァボライト)やグリーントルマリンは、透明度や市場人気が高く、エメラルド以上の価格になる可能性もあるのです。
しかし、一般的な買取店では、知識の乏しさから「エメラルドではない=価値が低い」と判断されてしまうこともあります。だからこそ、宝石鑑定の専門知識を持つ査定士に見てもらうことが重要なのです。
模造エメラルドでも地金(プラチナ・金)に価値がある
たとえお持ちのエメラルドが、ガラスやプラスチックの模造石だとしても、価値がゼロとは限りません。指輪やペンダントの枠にプラチナや金が使われていれば、地金だけでも査定対象になります。
また、デザイン性が高いアンティーク品ならジュエリーとして評価される場合もあるでしょう。つまり、「石が偽物=価値なし」という判断は早計です。まずは適切な査定で、石以外の価値を含めて評価してもらうことが大切になるでしょう。
鑑別書なしでもOK!「おもいお」の査定がおすすめの理由

エメラルドは、セルフチェックだけでは見抜けない領域があります。特に、精巧に作られた合成エメラルドや、内包物が少ない高品質な天然石は、プロでもルーペだけでは区別が難しいものです。
だからこそ、売却を検討する際は、専門的な知識と機材を備えた鑑定士による査定が不可欠だといえます。宝石買取専門店「おもいお」の査定がおすすめな理由は以下の通りです。
- GIA-GG資格者による科学的アプローチ
- 鑑別書がなくても査定可能
- その場ですぐに現金買取
1.GIA-GG資格者による科学的アプローチ
「おもいお」には、世界基準であるGIA(米国宝石学会)のG.G.資格を持つ鑑定士が在籍しています。屈折率、分光検査、顕微鏡鑑定を用いて「三相インクルージョン」の有無や光学特性を確認し、見た目に頼らない科学的根拠から真贋判定をおこなうことが可能です。
2.鑑別書がなくても査定可能
「鑑別書がないと買取できないのでは?」と不安に思われる方が多いですが、ご安心ください。 鑑別書は「販売当時の証明書」に過ぎず、現在の状態を正しく評価できるのはプロの査定です。もちろん、石だけの状態でも安心してお持ち込み・お送りいただけます。
鑑別書のないエメラルドジュエリーについては、以下の記事をご覧ください。
▶エメラルドは鑑別書なしでも買取できる?査定額への影響と再発行の必要性をプロが解説
なお、エメラルドの原石の買取については以下で詳しく解説しています。
▶エメラルド原石は買取できる?値段の相場や価値が決まる4つの査定ポイントを鑑定士が解説
3.その場ですぐに現金買取
査定後、金額にご納得いただければ、その場で現金支払いが可能です。もちろん、説明を聞いてからキャンセルしていただいても費用は一切かかりません。「まずは値段だけ知りたい」という方でも、気軽にご相談いただけます。
まとめ|不安なら、迷わず専門家へ
エメラルドの偽物は「模造石」「類似石」「合成石」の3種類に分類できます。スマホライトでの透かしや気泡の有無など、簡易的にであればご自身で特徴を確認することも可能です。
ただし、精巧な作りの石や別の天然石との違いは、自分では判断しきれないことが多いでしょう。また、エメラルドではなくても、別の宝石として評価されたり、ジュエリー枠の金やプラチナに価値がつくこともあります。
そのため、鑑別書がない場合でも、正しい価値を知るには専門家の鑑定が不可欠です。
私たち鑑定士は、どんなお品物でも拝見することで、本来の価値を見極めることに使命と喜びを感じています。「偽物だったら恥ずかしい」と遠慮する必要はありません。
もし、お手元に眠っている“緑色の石”があれば、まずは写真を送るだけのLINE無料査定を試してみてください。 あなたが偽物だと思っていたその石が、思わぬ価値を持つ宝石かもしれません。



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