4/1(火)~4/15(火)

ダイヤモンドのヴィンテージカットとは?買取相場やブリリアントカットとの違いを解説

ダイヤモンドといえば、上から見ると円形、横から見ると三角形の「ラウンドブリリアントカット」の形をイメージする方が多いでしょう。しかしダイヤモンドのカット方法にはさまざまな種類があり、特に海外では先祖代々受け継がれている婚約指輪としてヴィンテージカット(アンティークカット)のダイヤモンドが好まれるケースもあります。

本記事では8種類のヴィンテージカットダイヤモンドを深掘りしながら、ファンシーカットダイヤモンドとの違いや買取相場や高価買取のコツについてご紹介します。

なお、本記事を監修する国際認定資格を持つ一流鑑定士、高源雅洋が代表を務める「買取専門店おもいお」では、銀座本店での店頭買取のほか、全国対応の出張買取・宅配買取を承っています。納得のいく査定金額で大切な資産を売却したい方は、ぜひ電話・メール・LINEの無料相談をご活用ください。

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ダイヤモンドのヴィンテージカットとは?

ヴィンテージカットのダイヤモンドは、現代において主流なラウンドブリリアントカットやファンシーカットではない、近代のカット手法を用いたカットのことを指します。100年以上の歴史を持つ骨董品・美術品としての価値を持つダイヤモンドは「アンティークカット」とも呼ばれます。

ヴィンテージカットの代表的な種類として、ローズカット・オールドマインカット・オールドヨーロピアンカットなどが挙げられます。ダイヤモンドのカット技術が洗練される前の時代に誕生したことから、輝きや精巧さに優れているわけではありませんが、現代には珍しい個性的なカットを楽しめるのが特徴です。

ラウンドブリリアントカットとの違い

ダイヤモンドと言われて真っ先に思い浮かぶ形は「ラウンドブリリアントカット」と呼ばれ、58のカット面で構成されています。ダイヤモンドの美しさや輝きを最も引き出す形であり、世界中で普及しているカットでもあります。非常に人気が高く需要があることから、購入価格・買取価格ともに他のカットと比べて高額になる傾向があります。

なお、ラウンドブリリアントカットが婚約指輪で一般的に用いられるようになったのは20世紀中頃であり、比較的歴史は浅いカットでもあります。それ以前まではカット技術が洗練されていなかったこともあり、ファンシーカットやヴィンテージカットのダイヤモンドが主に使われていました。

ファンシーカットとの違い

ダイヤモンドのラウンドブリリアントカット以外のカットは、ファンシーカットと呼ばれるものが多いです。ファンシーカットには、「エメラルドカット」「ペアシェイプカット(ティアドロップカット)」「ハートシェイプカット」などの種類があり、いずれも個性的かつデザイン性に優れているのが特徴です。

ラウンドブリリアントカットと比較すると需要が少なく、購入価格・買取価格ともに控えめになる傾向があります。また、カット種類が多岐にわたるため4Cの「カット」評価が付かず、3Cで評価されることに注意が必要です。

ファンシーカットダイヤモンドについて詳しくは、下記のページも参考にしてみてください。

関連記事:ファンシーカットダイヤモンドの買取相場とは?高価買取のために知っておきたいカット種類

ヴィンテージカット8種類の特徴と買取相場

次にダイヤモンドのヴィンテージカットを8種類挙げながら、それぞれの特徴についてご紹介します。

  • ポイントカット
  • テーブルカット
  • シングルカット
  • ローズカット
  • マザランカット
  • ぺルッツィカット
  • オールドマインカット
  • オールドヨーロピアンカット

もしお手元にヴィンテージカットがあり、価値や買取相場について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ポイントカット

ポイントカットは、ダイヤモンドのカットとしては最も初歩的なものであり、原石の表面を磨いただけの6〜12面のダイヤモンドです。古代から用いられてきたカット手法であり、美術品・骨董品のダイヤリングに嵌められていることも多いです。15世紀ごろの中世に作られたダイヤリングは、非常に貴重な価値を持ちます。

テーブルカット

テーブルカットは、現在のラウンドブリリアントカットの原型となるカットで、ポイントカットダイヤモンドを二つに分割することでテーブル面を作っていることが特徴です。テーブルカットを施すことにより、ダイヤモンドの光の屈折を高め、虹色に輝く美しさを実現しました。当時の技術ではカットされた側の小さなダイヤモンドは小さく砕けて価値がなくなってしまうため、可能な限りテーブルを小さくしたダイヤモンドが普及しました。

シングルカット

シングルカットは、16〜17面を持つダイヤモンドで、研磨技術が向上した17世紀に入ってから誕生しました。現代でもシングルカットはメレダイヤを中心に採用されることが多く、ラウンドブリリアントカットに比べて一つひとつのカット面が大きく、輝きが強くなることが特徴となっています。

ローズカット

ローズカットとは、平面の裏側と花のつぼみのような形をした表側からなる、ドーム型のカットを指します。ヴィンテージカットの中でも特に美しいカットとして知られており、海外の有名女優が身につけていたことから高い注目を集めました。現代でもローズカットダイヤモンドの人気は高く、3Cの評価が高い石であれば高価買取につながるケースもあります。

マザランカット

マザランカットは、最初のブリリアントカットとも呼ばれるカットです。研磨技術が大きく向上した17世紀以降に普及し、ダイヤモンドが持っている光の屈折を引き出すデザインとなっています。フランスの政治家、ジュール・マザランの名前を冠したカットであり、この頃からダイヤモンドの研磨・加工技術が飛躍的に向上していくこととなります。

ぺルッツィカット

ぺルッツィカットは、17世紀後半にマザランカットを改良することで生まれたカットです。ヴェネツィアの宝石職人、ヴィンセント・ペルッツィの名前に由来しており、ブリリアントカットに似た見た目ですが輪郭が正方形に近いデザインとなっていることが特徴です。

オールドマインカット

オールドマインカットは「トリプルカット」とも呼ばれ、これまでのカットとは異なり曲線・曲面が加わっていることが大きな特徴です。33のカット面でより輝きを増していることに加え、曲線を取り入れることにより光の屈折を最大限引き出したカットです。当時はダイヤモンドを曲線状に加工する技術が発明されたばかりであり、膨大な時間をかけて少しずつ研磨作業を行っていたといいます。

オールドヨーロピアンカット

オールドヨーロピアンカットは、18世紀初頭に発明された、オールドマインカットを進化させたカットです。上から見て正円に近い見た目に仕上がっていることが特徴で、カット面は58と、現在のラウンドブリリアントカットの直系先祖とも言えるカットです。蒸気機関の発明とともに加工技術・研磨効率が飛躍的に向上し、現代のダイヤモンドと非常に近いカットが誕生したのです。

ヴィンテージカットのダイヤモンドは4Cでは評価されない

ダイヤモンドの価値を決める要素といえば、カラット・カラー・カット・クラリティの4Cがよく知られていますが、この4Cの評価が付くのはラウンドブリリアントカットのみです。ファンシーカットやヴィンテージカットでは、カット評価を除いた3Cで石の品質を鑑定することとなります。

また、ダイヤモンドの「鑑定書」についても、4Cの評価が付くラウンドブリリアントカットしか付属しません。そのためヴィンテージカットダイヤモンドを査定に出す際にも、4Cや鑑定書は付かない点に注意しておきましょう

ヴィンテージカットの種類によって買取価格は変わる?

ヴィンテージカットを買取に出す場合、どのくらいの査定額となるのか気になる方が多いでしょう。ヴィンテージカットダイヤモンドの買取事例はあまり多くないため、具体的な金額をイメージしづらいのも事実です。

そこでここからは、ヴィンテージカットダイヤモンドの買取について詳しくご紹介していきます。

ラウンドブリリアントカットが最も高価

まずダイヤモンドの買取では、原則としてラウンドブリリアントカットが最も高額となる傾向があります。ダイヤモンドといえばラウンドブリリアントカットを想起することが多く、買い求める方も多いことから、需要に応じて価格が上昇するためです。

ラウンドブリリアントカットと比較すると、ファンシーカットやヴィンテージカットのダイヤモンドは、6割~8割前後の価格となるケースが多いです。お手元のダイヤモンドの買取価格を調べる際には、同等の品質のラウンドブリリアントカットダイヤモンドの、6割~8割ほどの買取価格を想定しておくと一つの目安となるでしょう。

3Cやブランドも買取価格の査定材料に

ダイヤモンドの買取では、本記事で解説してきたカットだけではなく、カラット・カラー・クラリティの3Cの評価も考慮されます。ラウンドブリリアントカットではないダイヤモンドであったとしても、石の品質が高いものであれば高価買取につながるケースも珍しくありません。

また、ブランド品のジュエリーかノンブランドのジュエリーかによっても、ダイヤモンドの買取価格は変動します。有名なジュエリーブランドのダイヤモンドほど買取価格は高価になるため、どこのブランドのジュエリーなのかを確認しておくことをおすすめします。

美術品・骨董品としての価値がある場合も

先祖代々受け継がれてきたヴィンテージカットダイヤモンドのような、装飾品ではなく美術品・骨董品としての価値がある品物であれば、一般的な相場では推し量れない価値を持つこともあります。作られた年代が定かではないジュエリーは、専門的な鑑定技術を持った買取店へ持ち込んでみることが重要です。

ダイヤモンドの真贋がわかる買取店に出すことが重要

ダイヤモンドには、キュービックジルコニアやモアサナイトなど、見た目がよく似た天然ではないダイヤモンドも数多く存在しており、プロでも鑑定が難しいとされるケースもあるほどです。そのためダイヤモンドの買取を依頼する場合には、プロの目で真贋をチェックできる鑑定士が在籍するお店を選ぶことが大切です。

ダイヤモンドの鑑定技術を持たない買取店では、鑑定書がないと買取依頼ができなかったり、真贋がわからず相場より低い買取価格を提示されたりするケースも珍しくありません。大切な資産を手放す際には、できるだけ信頼できる買取店に持ち込むようにしましょう。

ヴィンテージカットダイヤモンドの高価買取なら「おもいお」へご相談を

ヴィンテージカットダイヤモンドの高価買取を目指している方は、銀座に本店を構える私たち「おもいお」へぜひご相談ください。「おもいお」では、3万件以上のご依頼対応件数を持つ豊富な実績をもとに、ダイヤモンドをはじめとする宝石類・ブランドジュエリー・時計などの高価買取を実施しています。

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まとめ

ヴィンテージカットダイヤモンドは、ポイントカット・テーブルカット・ローズカットなどの種類がある、近代以前に主流だったファンシーカットダイヤモンドを指します。現代のラウンドブリリアントカットと比較すると輝きや美しさはやや劣り、高価買取にもつながりにくい傾向があります。

ただし先祖代々受け継がれてきたヴィンテージカットダイヤモンドなどは、美術品や骨董品としての価値が高まり、相場では推し量れない価値を持つケースもあります。そのためお手元にある個性的なダイヤモンドを売却する場合には、専門的な鑑定技術を持った買取店に持ち込み、正確な価値を調べてもらうようにしましょう。

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