- 2017/10/25
ダイヤモンド買取ならダイヤ買取専門店にお任せください!!
ダイヤモンド買取ならダイヤ買取専門店にお任せ下さい!ダイヤモンドの相場や価値を決める【4C】の知識や売るときに役立つお得な情報など分かりやすくご紹介いたします!
ダイヤモンドの事ならなんでもお任せください!
こちらの記事では、ダイヤモンドの国際認定資格(GG-GIA)を持つ一流鑑定士が【ダイヤモンドを高く売るコツ】や【ダイヤモンドを買う際に知っておくべきこと】など、これからダイヤモンドを買う人、売る人にとても役立つ情報を分かりやすく丁寧にご説明させていただきます。
ダイヤモンドの購入を考えている貴方!ちょっと待って!!
大切なあの人へのプレゼントに、自分への特別なご褒美にetc…とダイヤモンドの購入を考えている貴方!
ダイヤモンドの価値を見抜く知識は万全でしょうか?「高いダイヤを買えば品質も良い」という考えは少し危険かも知れません。
というのも、ダイヤモンドを始めとした宝石の価格は、ほとんどのところ「商品価値そのもの」ではなく、「業者の定めた業者価格」であることの方が多いからです。正しいダイヤモンドの知識を持って品定めすれば、適正価格で時には、破格のプライスで本当に価値のあるダイヤモンドを選び取ることができます。
本記事では、価値のある良質なダイヤモンドを購入するために抑えておきたい、ダイヤモンドの価値を決める「4C」について、どこよりも分かりやすく解説します。
■ダイヤモンドの4Cってなに?
ダイヤモンドを購入したい!と考えた時に絶対に知っておくべき知識、それが4Cです。4Cとはダイヤモンドの相場・価値を決める基準となる項目の頭文字(4つのC)を取ったものです。
カラット=Carat
カラー=Color
クラリティー=Clarity
カット=Cut
ダイヤモンドと一言にいっても、自然界が造り出すものなので、1つとして同じ品質のものはありません。
国によって、鑑定者によってダイヤモンドの評価が異なるのでは、消費者が困ってしまいます。そこで平等にダイヤモンドを評価するべく、現在採用されているのが、世界でもっとも権威のある宝石鑑定機関であるGIA(米国宝石学会)が開発した4Cを基準とするグレーディングシステムです。
4つの基準=4Cを考慮してダイヤモンドの価値・相場が定まってきます。4Cそれぞれの具体的な判断基準を見ていくことにしましょう。
■ダイヤモンドの価値・相場を決める【カラット=Carat】
カラットが大きい=サイズが大きいと思ってはいませんか?実はカラット=大きさではありません。カラットとは重さの単位です。宝石の世界では、1カラット=0.200gを意味します。20世紀に入るまでは、国によってカラット表示の違いがあり、ロンドン・マドリッドカラットなんて基準があったこともありましたが、これでは、混乱してしまいます。そこで20世紀初頭に、国際的なカラットの規格が提案され、現在に至ります。
カラット数が大きいほどに希少価値を増すので、値段は高くなります。カラット数が2倍、3倍になると他の3Cが同じレベルと仮定して、評価額は4倍、9倍に!つまり、二乗に比例してアップするという訳です。
気を付けたいのは、小粒のダイヤモンドを組み合わせて総カラット数をアップさせて場合はどうなのかという点です。ネックレスや指輪に小さなダイヤ(メレダイヤ)がちりばめられているととてもゴージャスに見えますが、メレダイヤに財産的な価値はあまり見込めません。
カラット数が0.3を下回ると将来のアレンジに活用できないケースもあります。ダイヤのカラットで迷うならば、0.3以上出来れば0.5カラットupを検討すると良いでしょう。
カラット数=重さと言われても具体的なサイズ感がつかみにくいですよね。表にしてまとめてみたので、参考にしてみてください。
■ダイヤモンドの価値・相場を決める【カラー=Color】
ダイヤモンド=無色の輝きと言ったイメージが定着していますが、実際には黄色、ブラウンといった褐色系の色がついたダイヤモンドがほとんどです。なので、一般にダイヤとして販売されている無色のダイヤモンド達は、エリート中のエリート。カラーが無色に近いほどに、ダイヤモンドの価値が上がります。
ダイヤモンドのカラー基準は、D~Zのアルファベットで分類されます。無色のダイヤをDとして、D~Zに向かうほどに色が濃くなります。カラーの中でも上級に部類されるのは、H~Dの範囲のカラーです。
よく「大切な人へのダイヤモンドだから無色の中でも最上級のDかEレベルのダイヤを希望する」と考える人も多いのですが、実のところ、Dカラーのダイヤは宝石業界に長く携わっている人でさえめったにお目にかかれません。出会えたとしても小粒のダイヤくらいでしょう。
なので、ある程度の大きさ・クオリティでDカラーのダイヤモンドの購入を考えるのは、相当な予算がないと厳しいです。さらに実際のところ、Hカラー以上のダイヤモンドの色の違いは、肉眼で確認するのはとても難しいです。D~Hの色味の違いは、鑑定機関での鑑定者によっても判断が違うくらいに微妙な違いなんですね。ある人はEと判定しても、ある人はFと判定することもあります。
厳密に定められたルールの元で色判別をしているスペシャリストの間でさえ、意見がわかれるくらいなので、H~Dのカラーの違いは素人目にすれば、ぼんやりと違いが分かるか、分からないかくらいなんです。
ちなみに、鑑定機関で意見が分かれた場合、より判断の低いカラーグレードが採用されます。(例:EとFで判定が分かれた場合、Fカラーを採用する)
ダイヤモンドの色を検討する際には、普段使いであればHカラーでも十分にダイヤの透明感が出ます。特別なダイヤモンドでは、Gグレード以上を目安に考えてみてくださいね。
■今話題のファンシーカラーダイヤモンドについて
ダイヤモンドの色は透明無色だけではありません。かの有名なティファニーがイエローダイヤモンドを売り出したことで、少し前までは見向きもされなかったイエローダイヤモンドの人気が高まっています。イエローの他にもピンク、ブルー、オレンジ、グリーン、レッドなど、ダイヤモンドには様々な色合いがあります。
こうした色を持ち、かつ美しさが評価できるダイヤモンドは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれています。
中には人工的に色付けされたダイヤモンドもありますが、天然のファンシーカラーダイヤモンドで、色合いが美しいものだと、透明の、最高品質のダイヤモンド以上の値がつくことも多いです。
ファンシーカラーダイヤモンドのカラー評価は、上記でご紹介したカラー基準とは別の評価基準を元に行われます。
■ダイヤモンドの価値・相場を決める【クラリティー=Clarity】
クラリティーとは、ダイヤモンドの透明度を示す評価項目です。ダイヤモンドは天然物なので、結晶化するさいに亀裂や傷(インクルージョン)ができてしまいます。さらにダイヤモンドを加工する際にも表面に引っかかり傷や、摩擦によってできる傷などがつきます。
完成したダイヤモンドに確認できる傷、内包物の大きさ、種類、場所、性質などを鑑定して品質を評価する項目がクラリティーです。ダイヤモンドに傷が付いていたり、内包物(空気や不純物)が入り込んでいたりすると、光の入射、反射を妨げてしまうので輝きに影響を与えます。
クラリティーのグレードはGIA基準で次のように定められています。
・Flawless (FL) ・・・ フローレス
10倍の拡大で外部にも内部にも傷を確認することができない極めて希少性の高いダイヤモンド。
・Internally Flawless (IF) ・・・ インターナリーフローレス
10倍の拡大で内部に傷を確認することができない希少性の高いダイヤモンド。
・Very Very Slightly Included (VVS1.2) ・・・ ベリーベリースライトリーインクルーデッド
10倍の拡大で内部に傷や内包物を確認することが極めて困難である最上位クラスのダイヤモンド。
・Very Slightly Included (VS1.2) ・・・ ベリースライトリーインクルーデッド
10倍の拡大で内部に傷や内包物を確認することが困難である上位クラスのダイヤモンド。
Slightly Included (SI1.2) ・・・ スライトリーインクルーデッド
10倍の拡大で内部に傷や内包物を確認することが比較的容易ではあるが肉眼で見つけるには困難なダイヤモンド。
Imperfect (I1.2.3) ・・・ インパーフェクト
肉眼でも傷や内包物がみえ、耐久性に影響があるダイヤモンド。
ひと昔前までは、VSクラス~上は、無傷としてまとめられ、販売価格も同じでした。ダイヤモンドを購入するならば、肉眼では欠点の発見が難しく、さらに光の入射や反射を妨げる度合いに問題のないVSクラス以上を目安に考えると良いでしょう。
SIグレードになると、目の良い方であれば欠点を発見することも出来ます。Iクラスは絶対に手を出してはいけないグレードです。内部、表面ともに傷だらけなので、ちょっとした刺激で割れやすく取り扱いに注意が必要な上、輝きも落ちてしまいます。
■ダイヤモンドの価値・相場を決める【カット=Cut】
ダイモンドの美しさと言えば、光が反射したときの虹色の輝き、そしてキラキラと垣間見える白いフラッシュのような光の効果ですよね。ダイヤモンドの輝きそのものを決めるのが、カットです。
いくら美しくなれる素質のあるダイヤモンドでも、カットで失敗してしまうと、見た目にも美しくなく、価値を下げてしまいます。カットは4Cの中でも最も重視すべき判断基準だといえます。というのも、カットが美しく決まれば、クオリティやカラーを少し落としたとしても、より美しく、優れて見えるからです。
カットは以下の3ポイントに照らし合わせて総合的な判断が下され、Excellentを最高評価としてExcellent→VeryGood→Good→Fair→Poorの順で評価されます。
・プロポーション(比率)
数学者トルコフスキー博士が考え出した、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すためのプロポーションにどの位近い形状でカットされているかが判断されます。
・ポリッシュ(表面の研磨仕上げ状態)
10倍の倍率でカット面を確認し、研磨の状態をランク付けします。例えば、研磨中に加えられた熱が高すぎると、カット面が僅かに濁った状態(バーン)になったり、削り方が粗いと、ケバ立ったように見たりすることがあります。10倍にして見ないと確認出来ない位小さなポイントではありますが、光の出入射に関わり輝きに影響してきます。
・シンメトリー(対称性)によって評価
ダイヤモンドのカット、形状が対称になっているかをチェックしていきます。
婚約指輪など、大切な贈物に使用するダイヤでは、EXCELLENTグレードの人気が高いです。ちょっとした普段使いのダイヤであればGOOD以上を検討してみてくださいね。
■ダイヤモンドのカットグレード別の輝きの違い
・EXCELLENT ・・・ エクセレント
ダイヤモンドの輝きを最大限に発揮することが保証されていて眩く輝きます。
・VERYGOOD ・・・ ベリーグッド
十分に光を取り込みエクセレントにも遜色ない輝きを放ちます。
・GOOD ・・・ グッド
ダイヤモンド本来の輝きを損ねることのないカットです。カラットや透明度、色を犠牲にせずに予算の範囲内で購入したい方にお勧めです。
・FIAR ・・・ フェア
ダイヤモンドの輝きは楽しめますが、光の入射が不十分になるものもあり、鮮烈な輝き度が落ちてきます。
・POOR ・・・ プア
鈍い印象の輝きで、ダイヤの美しさがあまり感じられません。
■カットの中でも別格・最上級!?ハート&キューピットやトリプルエクセレントについて
ハート&キューピットやトリプルエクセレントと言ったカットグレードを耳にしたことのある方も多いと思います。具体的にどんなカットなのか、メリットは何なのかをご紹介しますね。
◇ハート&キューピット
特殊なスコープでダイヤモンドを覗きこむと、8個のハートと8本の矢がくっきり現れます。ハート&キューピッドは、特にカットのシンメトリー(対称性)が優れているケースで良く出現します。気を付けたいのは、「ハート&キューピット」=カットが優れていると思われがちな点です。
対称性が優れていれば現れるので、カット評価がvery goodでハート&キューピットが現れるケースもあります。「ハート&キューピット」VS「Excellent 」であれば、後者の方が輝きは優れています。
◇トリプルエクセレント
トリプルエクセレントとは、カットグレード(カット総合評価)、ポリッシュ(研磨状態)とシンメトリー(対称性)の3 つの要素すべてでExcellentを獲得したダイヤモンドを意味します。Excellentの中でも最上級のカットと考えてよいでしょう。
ハート&キューピット、トリプルエクセレントと、カットの中でも区別されるグレードが設けられていますが、こうした基準は、日本国内に限ったものです。国際基準では、評価されることがないので気を付けましょう!
■まとめ
ダイヤモンドの価値・相場を決める4Cについてご紹介しましたが、理解を深めることはできたでしょうか?ダイヤモンドの取引の際には、バイヤーも4Cを考えて値段交渉をしていきます。購入者の方も4 C をしっかりと理解していれば、「値段の割に質の悪いダイヤモンドを買ってしまった」「質の割に安くダイヤモンドを売ってしまった」なんてことにはなりません。
4 C の知識を身に付けていると、ダイヤモンドを見る目も変わってきますよ!ぜひ、本記事の内容を参考にして、悔いのないダイヤモンド選びをしてみて下さいね。
ダイヤのことなら「おもいお」にお任せください
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知らないと損!ダイヤモンドをお得に購入する、売るときのマル秘知識!
先程ご紹介いたしました4Cはダイヤモンドの価値を基本編ですが、ここからは知っている人だけ得をする、ダイヤモンドを選ぶ際の基準+α編をお届けします。
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という方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
■透明度がアップして見える!ダイヤモンドの蛍光性について
◇ダイヤモンドの蛍光性って何のこと?
ダイヤモンドの蛍光性とは、ダイヤモンドに紫外線、UVライトなどをあてると、蛍光色に光るダイヤモンドの特性です。天然ダイヤモンドの約8割に薄い~濃い蛍光性が見られます。
写真は青い蛍光色を発するダイヤモンドですが、ダイヤモンドによっては、レッド、グリーン、イエロー、オレンジといった色合いの蛍光性を示す場合もあります。蛍光性がどの位強く出るかによってNone(無し),Faint(弱い),Medium(中),Strong(鮮やか),Very Strong(かなり鮮やか) に分けられます。
例えば、ブルーの蛍光性を強く示すようであれば、Very Strong Blue、オレンジの蛍光性をほどほどに示すようであれば、Medium Orangeと言った具合に鑑定書に記載されています。
※最近では、蛍光性がMedium以下では、強さのみの表記となり色調は記載されていないことも多いです。
◇蛍光性はダイヤモンドの4Cの評価を下げる?ダイヤの価値を下げるのか?
蛍光性は鑑定後の4Cグレードには影響しません。というのも、4Cを判断する際に、もし蛍光性がカラーやクラリティーグレードに影響するようであれば、相応のグレードにランクを下げられるからです。
ですので、理屈上は4Cの評価が定まった後に、蛍光性の強さ・弱さでダイヤモンドの価値が上がる・下がると言ったことはおきません。
ですが、理屈と現実は違うもので、地域ごとの好みによって蛍光性が値段を左右することもあります。例えば、アメリカでは蛍光性はあまり重視されず、価格はほぼ同じですが、日本やヨーロッパでは蛍光性が強いと好まれない傾向があり、価格に影響を与えます。
◇ダイヤモンドの蛍光性をマスターすれば、賢いダイヤモンド購入に繋がるかも?!
ダイヤモンドの蛍光性は、「お得に輝きの美しいダイヤモンドを選びたい!」という方にとって重視すべき点になります。
天然ダイヤモンドの中でもブルーの蛍光性を示すダイヤが多いのですが、ブルーにはダイヤモンドの黄味を飛ばし透明色に見せる効果があります。なので、カラーを少し落としても、見た目的には1ランク上の透明度、色合いに見えるケースが多いんです。
日本では、「ダイヤモンド=限りなくピュアであるもの」といったイメージが強いからか、蛍光性の強いダイヤモンドは好まれず、価格が下がる傾向にあります。蛍光性のランクがFaintやMediumで約5%~15%、Strong、VeryStrongになると約20%~40%ほどと、Strongから極端に相場価格がダウンします。
こういった事から、ダイヤモンドを購入される場合には蛍光性が強いものは比較的、安くお買い求めすることが出来ます。ですが、ホワイトブルーの色調×VeryStrongの蛍光性を示すダイヤモンドの中には、オイルを垂らしたように濁って見えるダイヤもあります。丁寧に自分の目で蛍光性の出方をしっかりと確認することが大切です。
■海外に多数の販売ルートを持つおもいおの強み
先程もご説明させていただいたように日本国内では蛍光性の強いダイヤモンドは価値が下がりやすい傾向にあります。
ですが当店おもいおではアジア・ヨーロッパを中心に海外販路を多くもっている為、日本では価値が下がりやすいダイヤモンドでも海外で販売することにより高く売ることができます。
その為、どんなダイヤモンドでも高く買取することが実現しています。
■ダイヤモンドの輝き・美しさを決めるブリリアンシー・ファイアー・シンチレーションについて
ダイヤモンドは、数ある宝石の中でも輝きがダントツに強いですよね。それは、光がダイヤモンド内部に入ってきてからの光の分散率・屈折率が他の宝石に比べると圧倒的に高いからです。他の宝石をいくらダイヤモンドと同じようにカットしても同様の眩い輝きを出すことはできません。
さて、一言でダイヤモンドの輝きといってもブリリアンス、ファイアー、シンチレーションという3つの輝きの要素があります。ダイヤモンドによって、ブリリアンスが強い品、シンチレーションが強い品など、輝き方に違いがでてくるものもあります。好みのダイヤモンドを選び抜くためにも、輝きの種類を抑えていきましょう。
◇ダイヤモンド3つの輝きについて
・ブリリアンス(ブリリアンシー、ブライトネス)
ダイヤモンド内部に入った光がパビリオン側(ダイヤモンドの下部分)で屈折を繰り返し、再び上部に反射する際に生まれる輝きです。まばゆいばかりの、強く白い輝きになります。
・ファイアー(ディスパーション)
ダイヤモンド内部に入った光が屈折を繰り返し、プリズム効果によって七色の色鮮やかな輝きになります。
・シンチレーション(スパークル)
光がダイヤモンドの表面に反射して生まれる、反射光です。見る人の角度によって、キラキラとする光がフラッシュしたように見えます。
◇3つの輝きのバランスはカットで決まる!
ダイヤモンドの3つの輝きの要素が相乗効果を生み出すことで、ダイヤモンドの輝きはさらに洗練されたものになります。気になるのは、「何が3つの輝きを決めるのか」ですよね。ダイヤモンドの輝きは、カットの良しあしで変わってきます。
例えば、ブリリアンスを優先しようとすると、テーブル面(ダイヤモンドを上からみた最も面積の広い部分)はある程度広い方が良いです。ですが、ディスパーションを優先して考えると、テーブル面はやや狭い方が良いのです。カットグレードが低い場合、どちらかに傾いた輝きになるケースが多く、注意が必要です。
「トリプルエクセレント」のダイヤモンドであれば、カットのバランスが良いためブリリアンス、ファイアー、シンチレーションがバランス良く発揮され、ダイヤモンドの輝きを十分に出し切れていると考えて良いでしょう。
ただし、「4Cが同じ評価で、カット項目がVERY GOOD(GOOD)のダイヤモンドだから、どれも一緒」と考えるのは少し危険かも知れません。カットの評価はプロポーション、シンメトリー、ポリッシュの3項目を総合評価したものです。
同じVERY GOOD評価でも、プロポーション、シンメトリー、ポリッシュカットのランクがそれぞれに少しずつ違います。カット具合が違えば輝きにも違いが生じるので、4C基準だけに頼らず、1つ1つ丁寧に自分の目でみて、輝きの美しさを確認しましょう。
さらに独自のカット技術で、ファイアーを重視する「ラザール社」、ブリリアンスを重視する「ロイヤルアッシャー社」など、追求する輝きが違うこともあります。
■ちょっと変わったダイヤモンドの形・シェイプ
ダイヤモンドというと、丸い形の「ラウンドブリリアントカット」がもっとも一般的です。ですが、ダイヤモンドの形はそれだけではありません!多様な形があり、中にはカラット数以上に見えるシェイプもあるんですよ。人気のダイヤモンドシェイプをご紹介します。
・オーバル
オーバル=楕円形型にカットされたダイヤモンドです。縦幅があるため、指輪にすると指が長く見える効果があり、とても人気の高いカットになっています。クラシックな印象が出るのも良いですよね。
・マーキス
ボートのような細長い形状をしています。細長いダイヤモンド原石でよく適応されるシェイプです。カラット数以上に大きく見せる効果があります。こちらも縦に長いため指を長く見せる効果があります。
・ペアシェイプ
ペア(洋ナシ型)のような形状をしています。涙のしずくのようにも見えるため「ティアドロップ」とも呼ばれています。大粒のダイヤモンドに適し、中でもネックレス用として人気が高いです。
・ハート
ハートをかたどったカットです。女性に人気が高く、婚約指輪にハートシェイプのダイヤモンドリングを希望される方も多いです。
・エメラルド
エメラルドに良く使用されるカットです。長方形が基本で、大きく開放的なテーブル(ダイヤを上から見た時の広い面)なので、ダイヤモンドの透明度を際立たせてくれます。逆に、クラリティーグレードの低いダイヤモンドでは、美しく見えず、品質の高いダイヤモンドに適用するカットと言えます。
・プリンセス
とがった角があり、四角い形をしています。美しい輝きと独特のカットで、可愛らしく・繊細な美しさを演出できるいのがプリンセスカットの特徴と言えるでしょう。エンゲージリングにも人気の形状です。
・ラディアント
プリンセスカットに似ていますが、切り落とされた角が特徴となっています。単独で使用するよりもバゲット(長方形カットの宝石)やラウンド(丸い)ダイヤモンドをサイドに飾ると美しさが際立ちます。
・クッション
クッション、またはピロー(枕)の形をしている、四角いダイヤモンドの仲間です。丸い角と大きな面が特徴的なカットで、フェミニンな印象です。ダイヤモンドのクラリティ(透明度)が強調されるので、クラリティーグレードの高いダイヤモンドに適しています。
■騙されないためにも要確認!ダイヤモンド鑑定書の発行機関と内容をチェック!
ダイヤモンドを購入する際には、必ず信頼できる鑑定機関が発行している鑑定書がついてくるのかどうか確認しましょう。
鑑定書というと、「専門機関があって、厳しい審査を得て発行される」といったイメージが強いですが、実のところダイヤモンド専門の公的機関はなく、誰でも発行できてしまいます。だからこそ、審査基準が明瞭で、信頼されている第三者鑑定機関の鑑定書かどうかが大切になってきます。
「自社の鑑定書と言われて受け取ったけれども、他の鑑定機関に出したら4Cのランクが下がった」なんてこともあるんです。後悔せずにダイヤモンドを選ぶためにも一読してみてくださいね。
◇信頼できるダイヤモンドの鑑定機関はココ!
最も信頼性の高い鑑定機関はGIA (米国宝石学会)、中央宝石研究所、AGT(AGTジェムラボラトリー)の3つです。どれも世界基準であるGIAが決めたグレーディングに則して4Ⅽ判定をしています。それぞれの違いを挙げてみると…
・GIA
4Cの生みの親である、アメリカ宝石学会により4Ⅽ判定がされています。最も判定が厳しく、他の鑑定機関で出た結果がGIA鑑定に出されるとランクが下がると言われることもある位です。
・AGT(AGTジェムラボラトリー)
ダイヤモンド鑑定の基準「4Ⅽ」を考案したGIAと提携しています。日本国内で最も鑑定・鑑別が厳しいと言われている鑑定機関です。特にカラーダイヤモンドの判定に定評があり、カラーダイヤを購入するならAGTの鑑定書は必須だと言われています。
・中央宝石研究所
日本の鑑定書の6~7割を占める、日本国内でメジャーな鑑定機関です。世界を代表する7大宝石ラボラトリーで組織されたLMHC(ラボ・マニュアル調整委員会)に日本から唯一参加しているなど、世界のダイヤモンド業界に認められた評価と信頼のある鑑定機関と言えるでしょう。
◇鑑定書と鑑別書・保証書の違いは?
鑑定書・鑑別書・保証書といった言葉がありますが、違いをご存知でしょうか?「保証書・鑑別所がついているから安心ですよ」なんて言葉に惑わされては、まがい物に騙されることも…!それぞれの違いを紹介しますね。
・鑑定書
ダイヤモンドだけに発行されます。4Ⅽや、蛍光性、ダイヤのプロポーションなど、ダイヤモンドのランクを決めるに欠かせない情報が記載されています。
・鑑別書
鑑別書は、「宝石が本物なのか」を示すものです。ルビー、ダイヤ、オパールなど、宝石そのものが本物であることの証明であり、鑑定書のように宝石のランクを保障するものではありません。
・保証書
「ブランドの正規品です・このブランドのものです」と、ブランドが証明しているものです。例えば、ティファニーやカルティエではブランドが商品を保証しているので、第三者機関の鑑定書の付属はありません。ただ、最近では日本人が鑑定書に拘るため、GIAなどの第三者機関の鑑定書を付属するケースも増えてきています。
■まとめ
ダイヤモンドを選ぶ際に知っておきたい、賢くお得にダイヤモンドを選ぶためのマル秘知識をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ダイヤンモンドの美しさと評価は、最終的には人間の目によって下されています。なので、賢く・お得にダイヤモンドを選ぶためにも、4Ⅽグレードだけに左右されずに、蛍光性、輝きの現れ方、ダイヤモンドのカット方法など、ダイヤモンドそのものもを、よくよく観察してみましょう。
4Ⅽ基準を抑えることは大切ですが、鑑定書の4Ⅽだけでは見えない、ダイヤモンドの美しさ・価値もあるのだということを感じて頂けたならば幸いです。
これだ!と思えたダイヤモンドに巡り合えたら、信頼のおける鑑定機関で発行された鑑定書が付属するのかどうかをチェックすることも大切です!
本記事の内容を参考に、賢く・お得な・後悔のないダイヤモンド選びをしてみて下さいね。