- 2026/03/11
ラボグロウンダイヤが婚約指輪市場の61%に|変わり始めた「ダイヤモンドの選び方」
近年、婚約指輪の選び方に大きな変化が起きています。その中心にあるのが「ラボグロウンダイヤモンド」です。
米国のジュエリー専門メディアによると、2025年の米国婚約指輪市場では、中心石にラボグロウンダイヤを選ぶ割合が約61%に達したとされており、2020年から約239%増という急成長を記録しました。
さらに、平均サイズは約1.9カラット。一方で、婚約指輪の平均支出は約4,600ドル(約70万円前後)とされており、これまでの婚約指輪の常識とは少し違う動きが見えてきています。
では、なぜラボグロウンダイヤがここまで広がっているのでしょうか。この記事では、海外市場の動向をもとに、婚約指輪の新しいトレンドについて詳しく解説していきます。
目次
ラボグロウンダイヤモンドとは?

ラボグロウンダイヤモンドは、人工的に作られたダイヤモンドです。といっても、一般的な合成ダイヤモンドとは少し異なります。
ラボグロウンダイヤは研究施設や工場の中で、天然ダイヤモンドが生成される環境を再現して作られるので、化学組成や結晶構造は天然ダイヤモンドとほぼ同じです。そのため、見た目だけでは判別が難しく、専門機器による検査が必要になる場合もあります。
近年ではジュエリー市場でもラボグロウンダイヤを使用した商品が増え、海外では婚約指輪として選ばれるケースも急速に増えてきました。
婚約指輪市場でラボグロウンダイヤが広がる理由

ラボグロウンダイヤが支持されている理由はいくつかありますが、特に大きいのは価格とサイズのバランスです。「同じ予算でより大きなダイヤを選びたい」「見た目の華やかさを重視したい」といった、現代の婚約指輪ニーズとの合致が要因でしょう。
天然ダイヤモンドの場合、カラット数が大きくなるほど価格は急激に上がりますが、ラボグロウンダイヤは天然ダイヤモンドよりも価格が抑えられます。そのため、同じ予算でもより大きなダイヤモンドを選びやすいのが特徴です。
米国では婚約指輪のサイズが平均約1.9カラットで、比較的大粒のダイヤモンドが選ばれるようになりました。これは、ラボグロウンダイヤの台頭が影響しているといわれています。
婚約指輪の価値観が変化している
婚約指輪といえば、長年「天然ダイヤモンド」が主流でした。特に海外では、「ダイヤモンドは永遠の象徴」というイメージが強く、天然ダイヤモンドを選ぶこと自体に意味があると考えられてきました。
しかし最近では、ジュエリーの選び方にも以下のような変化が見られます。
- コストパフォーマンスを重視する
- 倫理性や環境問題を意識する
- 合理的な消費を考える など
こうした背景もあり、「天然かどうか」よりもサイズ・デザイン・価格のバランスを重視する人が増えているのです。
日本でも広がり始めているラボグロウンダイヤ
ラボグロウンダイヤは、米国を中心に急速に拡大している注目の市場です。2020年時点ではわずかなシェアに過ぎなかったのに対し、わずか5年で239%もの成長を遂げたというデータも出ています。
一方、日本ではまだ天然ダイヤモンドが主流ですが、ジュエリーブランドやオンラインショップを中心に、ラボグロウンダイヤの取り扱いは少しずつ増えてきています。
今後は「天然ダイヤモンド」と「ラボグロウンダイヤ」の両方が市場に存在する状況が広がることが予測されるでしょう。そのため、ジュエリーを購入する際や、将来的に売却を検討する際には、それぞれの特徴や市場価値を理解しておくことが重要になります。
天然ダイヤとラボグロウンダイヤの違い

天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤは、見た目や成分が似ているため混同されることもありますが、市場での扱いには違いがあります。どちらが良いという単純な話ではなく、目的や価値観によって選択が変わる宝石だといえるでしょう。
| 比較項目 | 天然ダイヤモンド | ラボグロウンダイヤ |
|---|---|---|
| 生成背景 | 何億年もかけて自然界で形成 | 研究施設等で短期間に生成 |
| 成分・輝き | 科学的に同一 | 科学的に同一 |
| 希少性 | 極めて高い | 低い(安定供給可能) |
| 同予算でのサイズ | 標準的 | 約2倍~(大粒が狙える) |
| 売却時の資産価値 | 安定、値崩れしにくい | 工業製品としての価値(低め) |
| おすすめの人 | 資産価値やお守りを重視したい | サイズやコスパを重視したい |
天然ダイヤモンドは、自然の中で長い時間をかけて形成された宝石です。産出量や産地などが価値に影響することもあり、希少性が評価されるケースもあります。
一方、ラボグロウンダイヤは人工的に生成されるため、天然ダイヤモンドとは流通構造や市場価値の考え方が異なります。
ダイヤモンド市場はこれからどう変わる?

ラボグロウンダイヤの普及によって、ダイヤモンド市場はこれまでとは違った構造になりつつあります。
たとえば、考えられるのは以下の影響です。
- 大粒ダイヤのジュエリーが増える
- 婚約指輪の平均価格が変化する
- ダイヤモンドの選択肢が広がる
- 天然ダイヤモンドの価値が改めて注目される など
ジュエリー市場は、これからも消費者の価値観やライフスタイルの変化とともに進化していくと考えられています。
まとめ|ダイヤモンド市場の変化を理解することが重要

米国では、ラボグロウンダイヤモンドの普及により、婚約指輪の選び方にも大きな変化が生まれています。2025年には中心石の約6割をラボグロウンダイヤが占めるなど、市場構造そのものが変わりつつあるのです。
天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドは見た目が似ていますが、市場価値の考え方は異なります。ダイヤモンドの価値は品質だけでなく、市場動向によっても評価されます。
「おもいお」は、宝石・ジュエリーの査定を専門に行っている買取専門店です。天然ダイヤモンドはもちろん、ラボグロウンダイヤを含めたジュエリーについても、丁寧に確認しております。
婚約指輪やダイヤモンドジュエリーの売却を検討されている方、現在の市場価値を知りたいという方は、お気軽にご相談ください。



第三者メディアが報じる、ラボグロウンダイヤ市場の拡大
今回ご紹介したラボグロウンダイヤモンドの普及による婚約指輪市場の変化については、プレスリリース配信サービス「NewsCast(ニュースキャスト)」にも掲載され、宝石市場の新たなトレンドとして注目を集めています。
こうした市場の変化やダイヤモンドの価値については、第三者メディアで紹介された以下の記事でも詳しく解説されていますので、ぜひあわせてご覧ください。
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