- 2025/11/21
エメラルドのブランドジュエリー買取相場|ハリーウィンストン・カルティエなど5大ジュエラーの価値の違いを専門家が解説
「母から譲り受けたカルティエのエメラルドリング、どれくらいの価値があるんだろう?」
「ハリーウィンストンのエメラルドなら、普通の宝石店より高く売れるって本当?」
「ノンブランドの立派なエメラルドと、ブランドの小さなエメラルド、どちらが高いの?」
エメラルドジュエリーの売却を考えたとき、誰もが「ブランドの価値」に悩みます。エメラルドのブランドジュエリーは、ブランド名やデザインによって買取価格が大きく変わる、非常に専門的なカテゴリです。
特に、世界的なハイブランドのジュエリーには、最高品質の素材だけでなく、ブランドの歴史や卓越したデザイン、揺るぎないステータスが宿っています。
この記事では、宝石買取専門店「おもいお」が、ブランドエメラルドの価値がどのように決まるのかを徹底解説していきます。ノンブランドジュエリーとの決定的な違いや、各ブランドの買取相場について、プロの鑑定士がわかりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
《この記事を監修する『おもいお』について》
本記事は、エメラルドをはじめとする宝石の買取を専門とする《おもいお》が監修しています。
✅ GIA-GG(米国宝石学会)認定鑑定士が在籍
✅ ブランド価値とデザイン性を最大限に評価
✅ 査定料・キャンセル料は完全無料
✅ LINE・宅配・出張など柔軟な査定方法
✅ Googleクチコミ★4.8以上(5年連続高評価)
【この記事でわかること】
- ブランドジュエリーの価値はどう決まる?
- 主要ハイジュエラーのエメラルドの特徴と買取相場
- ブランドジュエリーを高く売るための重要な付属品
- ノンブランドジュエリーとの価値の違い
目次
【結論】ブランドエメラルドの価値は3つの要素の掛け算で決まる

ブランドジュエリーの買取価格は、ノンブランドジュエリーとは全く異なる基準で評価されます。 ノンブランド品が「宝石の価値+地金の価値」という足し算で評価されるのに対し、ハイブランド品は以下の3つの要素を掛け算したものが評価になります。
- 素材評価|宝石としてのエメラルドの価値
- ステータス評価|歴史と信頼によるブランドの価値
- 芸術品評価|コレクションやデザイン性による価値
まずは、この3つの評価項目について詳しくみていきましょう。
①素材評価|宝石としてのエメラルドの価値
ハリーウィンストンやカルティエなど、ハイブランドのエメラルドジュエリーには、色・透明度・テリ(輝き)に優れた高品質な石が使われることが多く、宝石単体としての価値が非常に高い傾向があります。
<エメラルドの査定ポイントの一例>
- 色の濃さ・鮮やかさ(ビビッドなグリーンかどうか)
- 内包物の量や位置(透明感)
- カットのバランス・プロポーション
- カラット(重さ)
- キズ・欠け・表面の状態など
また、同じハリーウィンストンのリングでも、「1ctの淡いエメラルド」と「3ctの色の濃いエメラルド」では、買取価格が大きく変わります。
エメラルドの価値を決める査定基準については、以下をご覧ください。
▶︎ 【プロが図解】エメラルドの価値を決める7つの査定基準|買取価格が変わる理由とは?
② ステータス評価|歴史と信頼によるブランドの価値
ブランドジュエリーのエメラルド買取ならではの大きな特徴が、この「ブランド料(ステータス評価)」です。長年にわたって築き上げられてきたブランドの格式、信頼性、そしてステータスが「ブランド料」として付加価値になります。
これは、ノンブランドのジュエリーにはない、大きなアドバンテージです。
- 王室・セレブリティに愛されてきた歴史
- 長年にわたるハイジュエラーとしての信頼
- ブランド名そのものが持つステータス性など
これらが加わることで、同じ品質のエメラルド・同じK18やPt900でも、ノンブランドジュエリーより高額査定になりやすいという傾向があります。
③ 芸術品評価|コレクションやデザイン性による価値
最後に重要なのが、デザイン性と人気・希少性などの「芸術品評価」です。
- 定番コレクション(カルティエのパンテールなど)
- 生産数が少ない限定モデル
- 著名なデザイナーが手掛けたジュエリーなど
こうしたモデルは、中古市場でも需要が高く、同じエメラルドのクオリティでも買取相場がワンランク上がることがあります。
これにより、「宝石の価値だけ」で査定する他店との差別化を図り、お客様へ還元することを大切にしています。
主要ハイブランド別|エメラルドジュエリーの特徴と買取相場

世界には数多くのジュエリーブランドが存在しますが、特に「5大ジュエラー」と呼ばれるブランドは別格の存在です。「世界5大ジュエラー」とは、世界的に最も格式が高く、宝飾技術や品質、歴史においてトップに君臨する5つのハイブランドを指します。
- ハリー・ウィンストン(Harry Winston)
- カルティエ(Cartier)
- ブルガリ(BVLGARI)
- ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)
- ティファニー(Tiffany & Co.)
ここからは、上記5つの主要ハイブランドにおける、エメラルドジュエリーの特徴と買取相場についてみていきましょう。
ハリー・ウィンストン(Harry Winston)
「ハリー・ウィンストン」は、「キング・オブ・ダイヤモンド」と称される最高峰ブランドです。デザインやサイズ、状態にもよりますが、数百万円クラスや1,000万円を超える査定額になることも珍しくありません。
そのため、ハリー・ウィンストンのエメラルドジュエリーにおける買取相場は、他のブランドとは一線を画しているといえるでしょう。使用されるエメラルドも最高品質であり、特に大粒の石を使った豪華なデザインを扱っています。
ブランドの特色と人気アイテムは以下の通りです。
- 周囲をダイヤモンドで取り巻いたデザイン(クラスター)が中心
- 限定コレクションや一点物も多く、希少性が高い傾向
カルティエ(Cartier)
「カルティエ」は、王室御用達として名を馳せる名門ブランドです。カルティエのエメラルドリングやネックレスの買取は、状態やデザインにもよりますが、数十万円~数百万円クラスになることもあります。
- パンテールなど、力強いモチーフにエメラルドをあしらったデザイン
- 幅広いラインナップが揃っている
- ヴィンテージ・アンティークのカルティエも根強い人気(エリプスほか)
独創的で力強いエメラルドジュエリーの人気が高く、クラシックな一粒エメラルドリングから、ダイヤ取り巻きのネックレスまで幅広く展開しています。「パンテール」「ドゥ カルティエ」「トリニティ」などのエメラルド使用ジュエリーは、特に買取評価の高いモデルです。
なお、エメラルドの指輪・ネックレス・ピアスの買取価格の違いについては、以下の記事もご覧ください。
▶エメラルドの指輪・ネックレス・ピアスの買取価格は違う?アイテム別の査定ポイントを解説
ブルガリ(BVLGARI)
イタリアンハイジュエラーの「ブルガリ」は、ボリューム感のあるデザインや、色石を活かした大胆なジュエリーで有名です。買取相場も比較的高く、数十万円〜数百万円が査定相場になります。
なお、ブルガリのエメラルドリングにおける買取では、特にデザイン性が評価される傾向です。
- カラーストーンを組み合わせた華やかなリング・ネックレスが特徴
- ゴールドの地金感をしっかり感じるジュエリーが多い
- 「セルペンティ(蛇)」にエメラルドの目を配したモデルが圧倒的人気
ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)
「ヴァンクリーフ&アーペル」は、幸運の四つ葉のクローバー「アルハンブラ」など、繊細でフェミニンなデザインが象徴的なブランドです。買取相場はデザインや希少性によって大きく変動する特徴があり、数十万円〜百万円を超えることも珍しくありません。
エメラルドを使ったジュエリーは、芸術性の高さから世界的に評価されています。
- ひと目で「ヴァンクリーフ」と分かるアイコニックなモチーフ
- 色石の組み合わせによるハイジュエリーが特徴
- ミステリーセットなど、極めて高度な技術を要するジュエリーが多い
ヴァンクリーフのエメラルドジュエリーにおける買取は、単なる地金・宝石としてではなく、「作品」としての価値がプラスされます。そのため、しっかりとブランドジュエリーの査定ができる店舗を選ぶことが重要です。
ティファニー(Tiffany & Co.)
「ティファニー」は、モダンで洗練されたデザインで世界中から愛されているブランドです。ティファニーのエメラルドリング買取では、 デザインやシリーズ名、付属品の有無によって買取価格の幅が大きく変動し、十数万円~数百万円クラスまで広く分布しています。
婚約指輪やダイヤモンドのイメージが強い一方で、エメラルドジュエリーも豊富に揃っているのが特徴です。
- モダンでシンプルなエメラルドリング・ネックレスが特徴
- ティファニーブルーのボックスと一緒に残っているケースが多い
- ジャン・シュランバージェなど著名デザイナーによるコレクションが人気
特に、箱・ケース・ギャランティカードが揃っているティファニーのエメラルドジュエリーは、本来の価値を最大限に評価するための重要な要素となります。売却前に付属品を一度整理しておくのがおすすめです。
ブランドエメラルドを1円でも高く売るための査定ポイント

ここからは、エメラルドのブランドジュエリーで高価買取を狙う方のために、実際の査定現場で重視されるポイントを整理していきます。ノンブランドジュエリーとの価値の違いについてもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
【最重要】付属品の有無が査定額を大きく左右する
ブランドジュエリーの査定において、最も重要なのが付属品です。以下は、エメラルドのブランドジュエリーの主な付属品の例になります。
| 保証書(ギャランティカード) | ブランド正規品であることを証明する最も重要な書類これがあるだけで、買取価格が大きく変わることがある |
| 宝石鑑別書(GIAなど) | エメラルドの品質を証明する書類これがあると宝石の価値を最大限評価できる |
| 純正の箱・ケース | 購入時に付いてきたオリジナルの箱やケース(冊子・リボン・ショッパーなどが付属する場合も)ブランド品としての価値を構成する重要な要素 |
| 購入時のレシート・明細書など | よりスムーズな査定につながる |
こうした付属品が揃っていると、以下の理由から買取価格が数%〜10%以上変わることもあります。
- 本物であることの裏付けになる
- 次の持ち主への販売時に「完備品」として扱える
宝石のグレードを記載した「鑑別書」や、ダイヤモンドの「鑑定書(GIAなど)」は、エメラルド単体の価値を示す書類として重要なものです。一方、ギャランティカードや箱は、ブランドジュエリーとしての評価に直結する付属品と考えるとイメージしやすいでしょう。
なお、エメラルドの鑑別書がない場合の買取については、以下をご覧ください。
▶エメラルドは鑑別書なしでも買取できる?査定額への影響と再発行の必要性をプロが解説
キズ・欠け・サイズ直しの有無も買取価格に影響
エメラルドは比較的割れ・欠けが生じやすい宝石のため、以下の状態はそのまま買取価格に反映されます。
- 表面の大きなキズや欠け
- 明らかな当たり傷
- 石がぐらついている状態など
また、大きなサイズ直し跡がある指輪も、ブランドによっては評価が下がってしまうでしょう。特に、 カルティエやティファニーなどのブランドは「オリジナルに近い状態」が好まれやすいため、以下の対応がおすすめです。
- サイズ直しをする前に一度査定する
- 直し跡が目立つ場合は、その旨を査定時に相談する
ノンブランドジュエリーとの価値の違い
「ブランドじゃないエメラルドジュエリー」と「ハイブランドのエメラルドジュエリー」では、査定の見方が大きく変わります。
ノンブランドジュエリーの場合
- エメラルドの品質(色・透明度・カラットなど)
- 地金(K18 / Pt900 / Pt950 など)の重さと相場
- デザイン性は評価されるものの、ブランド料は基本的に加算されない
ブランドジュエリーの場合
- 「ブランド力」「コレクション名」「デザインの人気」「付属品」が上乗せ要素に
- 状態が良く、付属品が揃っているものほど高額査定の可能性が高い
たとえ同じ品質のエメラルドを使ったとしても、ノンブランドのジュエリーは「宝石の価値」と「地金の価値」が評価の中心となります。ブランドジュエリーのように、「ブランド料」や「デザイン料」が大きく加算されることは少ないのが一般的です。
そのため、同じK18・Pt900で、同じくらいのエメラルドを使っていても、ブランドジュエリーの方が買取価格が大きく跳ね上がることは珍しくありません。
エメラルドブランドジュエリーの買取は価値を正しく評価できるおもいおへ

エメラルドのブランドジュエリーの価値は、単なる「宝石の価値」だけではなく、「ブランド料」と「デザイン性」が掛け合わさって決まる、非常に専門的な分野です。
特に、ブランドを象徴するアイコニックなモデルは中古市場でも人気が非常に高く、その価値が特に認められやすい傾向にあります。
また、そのジュエリーが持つ本来の価値を最大限に評価してもらうためには、「保証書」や「純正ケース」などの付属品を揃えることや、購入時に近い状態を保つことも大切です。売却をお考えの際は、ご自宅に付属品がないか一度探してみることをおすすめします。
私たち『おもいお』は、GIA-GG鑑定士が在籍する専門店として、宝石とブランドの価値の両方を正しく評価します。お客様の大切なジュエリーが持つ本当の価値を見極めますので、ぜひお気軽にご依頼ください。
《そのブランドジュエリー、宝石の価値だけで査定されていませんか?》
ブランドの価値と、宝石の価値。「おもいお」は、その両方を見極めてこそ、お客様が満足できる本当の買取価格をご提示できると考えています。
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