- 2016/05/02
ダイヤモンドの価値が決まるのは「4C」だけじゃない!!
ダイヤモンドは「4C」で価値が決まる!?でも実はそれだけではない!!宝石の国際認定資格を持つプロの鑑定士がダイヤモンドの価値ポイントをご紹介いたします!!
査定基準項目「4C」以外にも価値に影響するポイントがある!!
ダイヤモンドの価値が決まるとされている「4C」。
基本的にはこの4Cで価値は決まるのですが、実はあと2箇所追加で査定するポイントがあるんです!!この2箇所によって’’減額対象’’になるのか、ならないのかが追加されます。
その2つとは下記になります。
「SHAPE(シェイプ)」・・・形状
「FLUORESCENCE(フローレッセンス)」・・・蛍光性
ではどんな査定ポイントなのかご説明いたします。
「SHAPE(シェイプ)」・・・形状とは
ダイヤモンドと聞くと、頭に浮かぶダイヤモンドの形(形状)ってこちらを思い浮かびますよね!?こういった形のことをシェイプと呼びます。
ですがダイヤモンドは必ずしも上記写真のような形だけという訳ではありません。
その他の代表的な形状をご紹介いたします。
このように同じダイヤモンドでも色々な形をしたダイヤモンドがあります。この形状がどういった形で減額対象になるのかご説明いたします。
上記写真のダイヤモンドの形状を「ラウンドブリリアントカット」と呼びます。
この形状はダイヤモンドが最も輝くと計算され誕生した形で、婚約指輪、ファッションジュエリーなど何をとっても1番人気の形状となっています。
つまり、このラウンドブリリアントカットであれば減額対象にはなりません。
逆にこの形状以外だと減額対象になります。
なぜか?
すごく単純な答えになってしまいますが、人気の違いです。
やはりラウンドブリリアントカットは人気、有名なだけあって他の形状とは流通のスピードがかなり変わってきます。
良くも悪くも取れますが、ラウンドブリリアントカットは買っても売っても他の形状よりも価値は高いし、ラウンドブリリアントカット以外であればラウンドブリリアントカットと比べて安く買えるし、価値も比べると安くなります。
「FLUORESCENCE(フローレッセンス)」・・・蛍光性とは
簡単にご説明すると、ダイヤモンドが紫外線などを吸収し、蛍光を発するのか?発しないのか?を見ます。
まずはこちらをご覧ください。
こちらはブラックライトを使用した検査になります。
右に行けば行くほど青白く光っているのがお分かりいただけますか?
このように紫外線を吸収し、青白くなればなるほど減額対象となります。
None (ノーン) なし
Faint Blue (フェイントブルー) 弱い
Medium Blue (ミディアムブルー) 中
Strong Blue (ストロングブルー) 強い
Very Strong Blue (べリーストロングブルー) かなり強い
の5つのどれかに当てはめ、査定を行っています。
こちらの写真が実際に近い蛍光の違いです。
None(ノーン)は蛍光性なしになるので減額されません。逆に蛍光の強い、V.Strong(べリーストロング)は減額対象となります。
ではなぜ紫外線を吸収すると減額対象になるのか?
すごく簡単なご説明になってしまいますが、ダイヤモンドは光を反射することによってキラキラ輝いています。紫外線も同様に跳ね返す(吸収しない)ことができればより一層ダイヤモンドは輝いて見えます。逆に吸収してしまうとダイヤモンドの中に紫外線が溜まってしまい鈍い輝きになってしまうんです。
ダイヤモンドについて詳しく知りたい!!
ダイヤモンドの価値って何で決まる?鑑定士は何を見て価値を付けてる?
下の記事を読めば、プロの鑑定士と同じ知識が得られます。
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傷や汚れがあっても大丈夫!!