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ピンクダイヤモンドの価値が高い理由とは?買取相場や込められた意味を解説

ダイヤモンドといえば無色透明な宝石というイメージが一般的ですが、生成される過程で不純物が混ざることで、ピンク色を帯びた「ピンクダイヤモンド」が採掘されることがあります。ピンクダイヤモンドは見た目の可愛らしさから女性からの人気が高く、非常に希少価値が高いことから、高額で取引されているのも特徴です。

本記事では、ピンクダイヤモンドの価値が高いとされる理由や、売却した場合の買取相場、ピンクダイヤモンドの宝石言葉などについてご紹介します。ピンクダイヤモンドの購入・売却を検討している方は、ぜひご覧ください。

なお、本記事を監修する国際認定資格を持つ一流鑑定士、高源雅洋が代表を務める「買取専門店おもいお」では、銀座本店での店頭買取のほか、全国対応の出張買取・宅配買取を承っています。納得のいく査定金額で大切な資産を売却したい方は、ぜひ電話・メール・LINEの無料相談をご活用ください。

ピンクダイヤモンドとは

ピンクダイヤモンドは、ダイヤモンドに天然の着色がされた「ファンシーカラーダイヤモンド」の一種です。無色透明なダイヤモンドとは異なり、含まれる不純物の働きによって濃いピンク色を帯びていることが特徴です。美しい輝きから女性人気が高く、エンゲージリングやマリッジリングにも使われるケースが多くなっています。

ピンクダイヤモンドは主な鉱山がすでに閉山していることから、流通量が限られており、希少性が年々高まっている宝石でもあります。大きさやクオリティが同等のダイヤモンドとピンクダイヤモンドであれば、ピンクダイヤモンドの方が高い価値を持つことも少なくありません。

ピンクダイヤモンドに込められた意味

ピンクダイヤモンドは、宝石に込められた宝石言葉(石言葉)として、「完全無欠の愛」を持っています。ダイヤモンドには「純愛」「永遠の絆」などの宝石言葉があり、ピンクダイヤモンドはより結婚・婚約にふさわしい意味を持った宝石でもあります。

人工ピンクダイヤモンドの見分け方

ピンクダイヤモンドには、天然の宝石だけではなく人工的に作られた宝石も存在します。人工のピンクダイヤモンドは、イエローダイヤモンドに放射線を当てることにより作られる宝石で、ブラックライトを当てるとオレンジ色に光る性質を持ちます。

そのため一見すると区別がしにくい天然と人工のピンクダイヤモンドですが、ブラックライトを当てるだけで比較的簡単に判別することが可能です。天然か人工化によってピンクダイヤモンドの価値も変わってくるため、お手元にブラックライトがあれば事前に真贋をチェックしておくと良いでしょう。

なぜピンクダイヤモンドは価値が高いとされるのか?

ピンクダイヤモンドは、時には無色透明なダイヤモンドよりも高い価値がつけられることがあります。それだけ価値が高いとされる背景として以下の3つの理由が挙げられます。

主要鉱山がすでに閉山している

ピンクダイヤモンドはダイヤモンドなどの他の宝石とは異なり、限られた鉱山でしか採掘されていません。その主要鉱山であるオーストラリアのアーガイル鉱山は、これまでピンクダイヤモンドの総産出量の95%以上を占めていましたが、2022年11月には採掘量の減少により閉山しています。

アーガイル鉱山と同等のクオリティのピンクダイヤモンドが採掘できる鉱山は、今のところ世界中を探しても発見されていません。そのためピンクダイヤモンドの流通量、特にクオリティの高いピンクダイヤモンドの流通量は今後増えることがなく、限られた宝石に対して非常に高い価値がつけられる可能性が高いです。

希少性が非常に高い

市場に流通しているダイヤモンドの中で、ピンクダイヤモンドと呼ばれる宝石は0.01%に満たないとされており、非常に希少性が高いことも価値が上昇する要因です。アーガイル鉱山の閉山も影響し、ピンクダイヤモンドの流通量が限られていることから、ダイヤモンドよりも高い買取価格が提示されることも少なくありません。

また、ピンクダイヤモンドは淡い色の石から濃い色の石まで、ピンク色にもさまざまな種類があります。中でも色の濃い宝石の方が評価が高く、ピンク色の強いものはピンクダイヤモンドの中でもさらに希少性が高く、高値で取引されています。

投資対象としての人気が高い

ピンクダイヤモンドは主要鉱山であったアーガイル鉱山の閉山により、供給量が大幅に減少する見込みであることから、投資対象としての人気も高まっています。ジュエリーやアクセサリーとして購入するのではなく、金・プラチナなどと同様に、今後の値上がりを期待して購入する方が増加しています。

世界的に不安定な情勢が続く中、ピンクダイヤモンドのような現物資産には富が集中しやすく、資産保全や投資目的での購入もピンクダイヤモンドの相場に影響を与えています。そのため今後ピンクダイヤモンドの価格は高止まりし、ダイヤモンドよりも高級なジュエリーに位置付けられる可能性も高いでしょう。

ピンクダイヤモンドの買取相場

ピンクダイヤモンドの買取相場は、最高グレードの1ctの宝石で300万円〜400万円が相場です。0.2ctで約20万円、0.5ctでは約100万円の買取価格がつくことがあります。有名ブランドのジュエリーであればさらに高額になるケースもあるほか、色の濃さ・色の種類によっても買取価格は変動します。

また、人工的に着色されたピンクダイヤモンドは、天然のものと比べて大きく価値が落ちる傾向にあります。現在お手元にピンク色のダイヤモンドがあり、正確な買取価格を知りたい場合には、宝石専門の鑑定士に査定してもらうと良いでしょう。
私たち「おもいお」では世界で最も権威ある鑑定機関、米国宝石学協会(GIA)の国際認定資格を持った一流の鑑定士が在籍し、大切な資産の査定を行っています。真贋の鑑定や、天然・人工の鑑定を含め、ピンクダイヤモンドの正確な価値をお調べすることが可能ですので、まずはお気軽にLINEかんたん査定を試してみてください。

価値が高いピンクダイヤモンドの特徴

ピンクダイヤモンドの世界最高落札額は、2017年香港のオークションで落札された『ピンクスター』の7,120万ドルとなっています。これは1ドル145円とすると、約103億円もの金額です。

ピンクダイヤモンドの価値は、ダイヤモンドと同様、主に4Cの各項目のグレードによって決まります。ここでは価値の高いピンクダイヤモンドの特徴として、以下の3つについて解説します。

  • 色が濃く鮮明である
  • 4Cのグレードが高い
  • アーガイル産地証明書が付属している

それぞれ詳しくご説明しましょう。

色が濃く鮮明である

ピンクダイヤモンドは、ピンクの色味が強いほど高い価値を持っているとされ、淡いピンクはやや低めの価値とされます。通常のダイヤモンドであれば無色透明が最も価値が高く、着色が見えるほど価値が低下します。しかしピンクダイヤモンドのようなファンシーカラーダイヤモンドの場合、色が濃く鮮明であるほど価値が高まるのが特徴です。

ピンクダイヤモンドの色の濃さは、次の9段階で評価されます。

  • フェイントピンク
  • ベリーライトピンク
  • ライトピンク
  • ファンシーライトピンク
  • ファンシーピンク
  • ファンシーインテンスピンク
  • ファンシービビッドピンク
  • ファンシーディープピンク
  • ファンシーダークピンク

また、ピンクダイヤモンドの色の種類にも複数の区分があり、以下の3つが代表的です。

  • パープリッシュピンク(紫色に近いピンク)
  • ブラウニッシュピンク(茶色に近いピンク)
  • オレンジッシュピンク(オレンジ色に近いピンク)

最も色が濃く高い評価とされるのが「ファンシーヴィヴィッド」かつ「パープリッシュピンク」のピンクダイヤモンドです。人工的な着色ではなく、天然由来の着色であることも高評価の要因となります。これらの評価は鑑定書にも記載されているため、購入時に付属していた書類があれば、そちらも合わせて査定の際に持ち込むと良いでしょう。

4Cのグレードが高い

「4C」で評価が高いほど価値あるダイヤモンドとされるのは、ピンクダイヤモンドと同様です。4Cの評価項目は、以下の4つです。

  • Carat(カラット)
  • Color(カラー)
  • Clarity(クラリティ)
  • Cut(カット)

カラットは石の重さ、カラーは石の色合い、クラリティは石の透明度、カットは石のカット形状のことを指します。同じピンクダイヤモンドでも、サイズが大きく色が濃いもの、そして濁りや不純物がなく美しい形状でカットされているものほど、価値の高いピンクダイヤモンドとされます。

なお、ダイヤモンドの価値を決める4Cの各項目について詳しくは、下記のページでもご紹介しているので合わせてチェックしてみてください。

アーガイル産地証明書が付属している

ピンクダイヤモンドをあしらったジュエリーの中には、アーガイル鉱山から産出した石を使っていることを示す「産地証明書」が付属しているものがあります。これはダイヤモンドの鑑定書と同様に、宝石の品質を保証する書類で、産地証明の有無によってピンクダイヤモンドの価値や買取価格も上下します。

アーガイル鉱山の閉山に伴い、産地証明がついたピンクダイヤモンドの数も減少しています。そのため産地証明の価値も今後上昇していくと考えられます。もしお手元に産地証明付きのピンクダイヤモンドがあれば、相場以上の高価買取も期待できるでしょう。

ピンクダイヤモンドの高価買取なら「おもいお」へご相談を

ピンクダイヤモンドの高価買取を目指している方は、銀座に本店を構える私たち「おもいお」へぜひご相談ください。「おもいお」では、3万件以上のご依頼対応件数を持つ豊富な実績をもとに、ピンクダイヤモンドをはじめとする宝石類・ブランドジュエリー・時計などの高価買取を実施しています。

買取方法には、店頭買取・出張買取・宅配買取の3つに対応しており、いずれの場合もお客様負担は0円なので、安心して査定を受けていただけます。中でもLINEを使った簡単査定では、ピンクダイヤモンドの写真と状態、付属品などをお送りいただくだけで、簡単に一流鑑定士の査定を受けることができます。

下記のページからLINEへの友だち追加ができますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

「完全無欠の愛」という宝石言葉を持つピンクダイヤモンドは、ダイヤモンドの中でも天然の着色がされた「ファンシーカラーダイヤモンド」の一種で、文字通りピンク色が強い宝石のことを指します。はっきりとした色合いで美しい輝きを持ったピンクダイヤモンドは、一般的なダイヤモンドよりも高値で取引されることも珍しくありません。

しかしピンクダイヤモンドを産出する主要鉱山であったオーストラリアのアーガイル鉱山は、すでに閉山しており、新規の産出がストップしています。そのため今後品質の高いピンクダイヤモンドの流通量が増えにくくなり、現在流通しているピンクダイヤモンドの価値が上昇傾向にあります。投機筋の買いが進むことも、ピンクダイヤモンドの価格高騰に拍車をかけています。

中でも高い価値を持つピンクダイヤモンドの特徴として、色が濃く鮮明であることや、4Cの評価が高いこと、そしてアーガイル産地証明書がついていることが挙げられます。もしお手元にこれらの特徴を持ったピンクダイヤモンドがある場合には、1カラットの宝石で300万円〜400万円もの高価買取につながることもあるため、信頼できる鑑定士に査定を依頼してみることをおすすめします。

私たち買取専門店「おもいお」でも、国際認定資格を持った一流鑑定士がピンクダイヤモンドを丁寧に査定し、真贋の判別や買取する場合の金額についてもお調べすることが可能です。LINEで宝石の写真や付属品を撮るだけの簡単査定にも対応していますので、下記のページからお気軽にご利用ください。