ジョンロブの革靴を
売りたい方へ
「ジョンロブのシティ2、もう何年も箱に眠らせているけれど買取してもらえるのかな」「コバの返りや靴底の摩耗があるから値段がつかないかも」「ビスポークでつくった一足だけど、自分用の木型なので売却が難しいのでは」——ジョンロブの買取を検討されている方から、こうした声をよくお聞きします。
長く大切に履いてきた革靴だからこそ、価値をきちんと理解してくれるところに任せたい——そう思われる方がほとんどです。実は同じウィリアムのダブルモンクでも、買取店の専門性によっては最大30,000円以上の差がつくケースが珍しくありません。
ジョンロブは1849年にジョン・ロブによって創業された英国を代表する高級靴メゾンで、1976年以降エルメスグループに加わったジョンロブパリのレディトゥウェアと、ロンドン本店のビスポークラインの両軸で「靴の王様(King of Shoes)」と称され、中古市場でも別格の評価を保ち続けています。
この記事では、ジョンロブが中古市場で評価される理由、モデル別の買取相場、高く売るためのポイントを、具体的な仕組みと数字でわかりやすくお伝えします。
ジョンロブとは?中古市場で評価される理由
ジョンロブ(John Lobb)は、1849年にジョン・ロブによって創業された英国の高級靴メゾンです。1866年にロンドン店、1900年頃にパリ店を構え、英国王室からのロイヤルワラントを授かる「靴の王様」として150年以上の歴史を歩んできました。
1976年にパリ部門がエルメス グループの傘下に入って以降、現在の「ジョンロブ パリ(John Lobb Paris)」はノーザンプトン(英国)の自社工場で週500足規模のレディトゥウェアを製造する、ハイエンドメンズシューズの最高峰のひとつとして知られています。中古市場でも、その堅牢な仕立てと普遍的なデザインから、年数が経過しても価値が落ちにくいブランドとして安定した評価を保ち続けています。
ロンドン ビスポークとパリのレディトゥウェアという2軸
ジョンロブには、ロンドン本店(セント ジェームズ ストリート)でフルビスポーク(完全注文靴)を手がける「ジョンロブ ロンドン(John Lobb Ltd.)」と、エルメスグループ傘下でレディトゥウェア(既製靴)を展開する「ジョンロブ パリ(John Lobb Paris)」の2つの組織があります。中古市場で多く流通するのはレディトゥウェアの方ですが、ロンドン本店のビスポーク靴はオーナーの個人木型に基づくため、ヴィンテージジョンロブとして別格の評価を受けます。
ノーザンプトン工場でのグッドイヤー製法
レディトゥウェアの靴は、英国ノーザンプトンの自社工場でグッドイヤーウェルト製法によって仕立てられています。1足を仕上げるまでに約9週間を要する工程は、量産では再現できない仕上げ精度を備えており、適切なメンテナンスを施せば10年・20年と履き続けられる耐久性を実現しています。
ロイヤル ワラントの背景
ジョンロブ ロンドンは、エリザベス2世女王・エディンバラ公・チャールズ皇太子(現国王)からのロイヤルワラントを授かった希少なブランドのひとつです。英国王室と王侯貴族・著名人に長年愛されてきた歴史的背景は、ブランドの中古資産価値を支える土台になっています。
ジョンロブはロンドンビスポークとパリ(エルメス グループ)レディトゥウェアでまったく評価軸が異なります。インソールの刻印・ラスト番号・タグの製造表記・木型ナンバーまで丁寧に見られる買取店でなければ、ビスポーク特有の希少性やヴィンテージ プレミアが反映されません。
中古市場で「別格」とされるジョンロブの理由
ジョンロブが中古市場でほかの英国靴ブランドと一線を画すのは、ブランドネームの強さだけが理由ではありません。素材・縫製・ラスト(木型)設計のすべてにおいて、年数が経っても価値が落ちにくい仕組みを内包していることが、別格の評価につながっています。
高品質なボックスカーフとミスティカーフ
ジョンロブの定番素材であるボックスカーフ(フランス・アノネイのデュプイ社などからの調達)は、しなやかさと強度を両立した最高級仔牛革です。経年によって深みのある艶(パティーナ)が育つため、新品時よりも履き込んだ個体のほうが評価される流れも生まれます。スエード・スコッチグレイン(パリジャングレイン)・コードバンなどのバリエーションも豊富です。
グッドイヤーウェルト製法によるリペア性の高さ
グッドイヤーウェルト製法は、アッパー・中底・コバを縫い合わせて構成するため、靴底(ソール)の張り替えが繰り返し可能です。ノーザンプトン工場ではメーカーリペア(factory recrafting)も提供されており、コバ・ヒール・ソールを交換することで長く履き続けられます。中古市場でも「リペアで蘇る」という安心感が相場を支える要素になっています。
ハーフ ラバー前のオリジナル レザー ソールの希少性
ジョンロブのレディトゥウェアは、納品時にレザーソールが付属し、購入後にユーザーがハーフラバーを貼るのが一般的です。中古市場では、「未使用に近いオリジナルレザーソール」や、「ハーフラバー貼り済みでもコバの返りがない状態」だと、高評価になる傾向があります。
素材別・モデル別 鑑定士が見ているポイント
ジョンロブの査定では、モデル・ラスト(木型)・素材・年式・コンディションによって評価が大きく変わります。同じシティ2でも、ボックスカーフかコードバンか、ノーザンプトン製の年式によって買取額に倍以上の差が出ることもあるため、それぞれの特徴を理解した鑑定士に見てもらうことが大切です。ここでは代表的なモデルごとの査定ポイントを紹介します。
シティ2(CITY 2)
ジョンロブを象徴する内羽根ストレート チップ。フォーマルシーンの定番として年代を問わず幅広く支持されています。査定では履きジワの深さ・つま先のスレ・コバの返り・ヒールの摩耗・インソールの刻印が中心に確認されます。サイズ展開(UK 6〜10)は需要が安定しており、定番カラー(ブラック・ダーク ブラウン)は相場が安定するカテゴリです。
シティ2は年式によってラスト(木型)の番号や仕様が微妙に異なります。インソールの刻印(ラスト番号 7000・8000系など)まで確認できる買取店での査定が安心です。同じシティ2でも木型の世代によって相場が変わります。
ウィリアム(WILLIAM)/ダブルモンクストラップ
2代目ウィリアム・ロブが、当時の英国王エドワード8世のためにつくった独創的なダブルモンクストラップで、現代の多くのブランドの原型になったアイコンです。査定ではバックルの摩耗・ストラップの伸び・コバの返り・つま先のスレが確認されます。ダブルモンク市場の基準となるリファレンスとして相場が安定しています。
ロペス(LOPEZ)/コインローファー
世代を超えて愛されるシンプルなコインローファー。ビットモカシン仕様のクリーンな仕上げが特徴です。査定では甲のシワ・コインの摩耗・サドル部分のひび割れ・履き口の伸びが中心に確認されます。
フィリップ2(PHILIP 2)
特徴的なデザインのアイコンモデル。査定ではアッパーの艶感・履きジワの深さ・コバの状態を中心に確認されます。
チャペル(CHAPEL)/ロック(LOCK)/ペイトン(PAYTON)等
セミブローグ・フルブローグ・ホールカット・モンクストラップなど、レディトゥウェアの定番ラインナップ。素材違い(ボックスカーフ/スエード/コードバン)でバリエーションが豊富で、コードバン仕様は素材自体の希少性から高評価になりやすいカテゴリです。
コードバン素材のジョンロブは、ホーウィン社の生産制限などで素材自体の流通が限られています。年式によってはコードバン仕様の同モデルがボックスカーフより20,000円以上高く評価されるケースもあります。素材判別ができる買取店での査定が安心です。
ロンドン ビスポーク(フルビスポーク)
ロンドン本店で一からつくられるフルビスポーク靴。オーナー固有の木型で仕立てられているため、再販売時のサイズ需要は限定的ですが、ヴィンテージジョンロブロンドンとしての歴史的価値は別格です。査定ではセントジェームズストリートの刻印・木型番号・ハンドソーン縫製の状態などが中心に確認されます。
ジョンロブの買取相場の目安
ジョンロブの革靴の買取相場は、モデル・ラスト・素材・年式・コンディションによって大きく異なります。下記はモデル別の上限目安です。実際の査定額は年式・付属品の有無・コンディションで前後しますので、参考としてご覧ください。
| モデル名 | 素材 | 買取相場 |
|---|---|---|
| シティ2(CITY 2) | ボックス カーフ/ミスティ カーフ | 〜80,000円 |
| ウィリアム(WILLIAM)ダブル モンク | ボックス カーフ/スエード | 〜80,000円 |
| ロペス(LOPEZ)ローファー | ボックス カーフ/スエード | 〜80,000円 |
| フィリップ2(PHILIP 2) | ボックス カーフ | 〜90,000円 |
| チャペル(CHAPEL)ストレート チップ | ボックス カーフ | 〜70,000円 |
| コードバン仕様(各モデル) | コードバン | 〜80,000円 |
| スエード仕様(各モデル) | スエード(ヌバック) | 〜70,000円 |
| ジョンロブ パリ ライン(限定モデル) | 各種素材+限定仕様 | 〜ASK円 |
| ジョンロブ ロンドン ビスポーク | ハンドソーン+オーナー木型 | 〜60,000円 |
なぜ同じモデルでこれだけ価格差が出るのか
たとえば同じシティ2でも、素材・サイズ・年式・コンディションで2倍以上の差が生まれます。この差はおもに以下の4つの要素から生まれる仕組みです。
- 素材(ボックス カーフ/コードバン/スエード)
- サイズ需要(UK 6〜10が中心)
- コンディション(コバの返り・ソール摩耗・つま先のスレ)
- 付属品の有無
とくにシューツリー(純正シューツリー)・元箱・保存袋まで揃った個体は、付属品なしの個体より5,000円高く評価されるケースもあります。長く履き続けてきた革靴だからこそ、こうした個別の価値まで丁寧に見てくれるところで確認するのが安心です。
専門店と一般買取店で生まれる差
ジョンロブはモデル・ラスト・素材・年式・ロンドン/パリの違いを総合的に見られる買取店でなければ、適正な評価が難しいブランドです。一般のリサイクルショップでは「ブランド革靴」のひとくくりで査定されることが多く、結果として30,000円以上の差が出ることも珍しくありません。これは評価範囲に「ラスト番号の判別」「コードバン/ボックスカーフの素材識別」「ノーザンプトン製の年式判定」を含むかどうかという仕組みの違いから生まれる流れです。
マニア必見!ジョンロブ限定・廃盤・年代別の評価
ジョンロブは現行ラインの定番性が強い一方で、過去には数多くの限定モデルや別注ラインを発表してきました。一般的にはあまり知られていませんが、こうした希少モデルは査定額が大きく跳ね上がることがあります。
ヴィンテージ ジョンロブ パリ/ロンドン
1980〜2000年代に製造された旧モデルは、現在のラインナップと素材・木型・縫製仕様が異なる場合があります。ノーザンプトン工場が稼働を始めた1995年以前の個体や、エルメスグループ初期のモデルは、コレクター需要が一定数あり、状態がよければ通常モデルの1.3〜1.5倍の評価がつくこともあります。
限定別注・ファクトリー リペア モデル
ジョンロブはノーザンプトン工場で行われるメーカーリペア(factory recrafting)に対応しており、ソール・コバ・ヒール交換を施した個体は、リペア証明があるかどうかで評価が変わります。また、年に数回発表される限定別注モデルや、特別仕様(コードバン限定カラー・特別な刻印仕様など)は、生産数が限られるため中古市場でプレミアが形成されやすいカテゴリです。
ジョンロブ ロンドン ビスポーク
セントジェームズストリートのアトリエでつくられたフルビスポークは、世界の革靴愛好家のあいだで別格の存在です。木型番号・所有者刻印・年代によって評価軸が大きく変わるため、専門知識のある鑑定士による現物確認が必須です。
ジョンロブ ロンドン ビスポークは、市場価格データだけでは正しい価値を判断できません。同じヴィンテージジョンロブでも、ロンドンかパリか・年代・状態によって評価がまったく異なるため、専門知識のある鑑定士による現物確認が必要です。「古いから値段がつかないかも」と思われている方ほど、想定以上の評価につながりやすいカテゴリです。
ジョンロブを高く売るためのポイント
ジョンロブの査定額は、ちょっとした準備で数千円変わることがあります。難しいことは何もなく、誰でもできる範囲のことばかりです。査定に出す前に、以下の4つを意識してみてください。
状態はできる範囲で整える(軽く拭く程度でOK)
柔らかい馬毛ブラシで表面のほこりを軽く払うだけで、第一印象が大きく変わります。とくにボックスカーフは皮脂や汚れが目立ちやすいため、乾いた布で優しく拭く程度で艶が戻ります。靴クリームの自己塗布や強い磨きは、革の風合いやパティーナを変えてしまう可能性があるため、買取直前は控えるのが安心です。シューツリーは保管時に必ず入れて型崩れを防いでおきましょう。
付属品は揃えておく(純正シューツリー・元箱・保存袋)
ジョンロブの純正シューツリー・元箱・防塵袋・保証書(ハンドブック)が揃っていると、買取額が5,000円ほど変わることがあります。とくに純正シューツリーは個別に購入すると高価で、揃っているかどうかが査定の大きな分岐点です。ファクトリーリペア証明書や購入時のレシートなども、年式判別の決め手として評価が安定します。
売るタイミング(季節需要・素材ごとの相場ピーク)
革靴の中古相場は、新生活シーズン直前の春先(2〜4月)と、革靴需要が高まる秋口(9〜10月)に最も動きます。サイズの合わないアイテムや、しばらく履く予定のないアイテムは、シーズンを越えて眠らせるよりも、相場が動くタイミングで一度査定してもらうのがおすすめです。スエードや限定素材は経年でクラックや色あせが入りやすいため、長く眠らせておくほどコンディション面で不利になる可能性があります。
専門知識がある買取店を選ぶ
ジョンロブはモデル・ラスト・素材・年式・ロンドン/パリの5つの軸を専門知識で見られる買取店でなければ、適正な評価が難しいブランドです。「シティ2のラスト番号判別」「コードバン仕様の素材識別」「ヴィンテージ ジョンロブ ロンドンの年代鑑別」など、ジョンロブ特有のチェックポイントを理解している鑑定士のいる店舗を選ぶのが安心です。査定の根拠を丁寧に説明してくれるかどうかも、信頼できる店舗を見極める判断軸になります。
状態が悪くても諦めないで!ジョンロブが買取可能なケース
以下のような理由で、ジョンロブの売却を諦めていませんか?
- つま先や踵にスレやキズがある
- ソールが摩耗しているまたはハーフ ラバーを貼っている
- コバ(ウェルト)が一部返ってきている
- アッパーに深いシワが入っている
- 純正シューツリーや元箱をなくしてしまった
- ファクトリー リペア済みで初期状態とは異なる
- 何年もシューズボックスに眠ったままで、現状が今の相場に合うかわからない
ジョンロブはノーザンプトン工場製の縫製価値・グッドイヤー ウェルト製法によるリペア性・ブランド価値があるため、これらのコンディションでも十分に買取が可能です。おもいおでは、状態だけで一律に評価を下げることはせず、モデル・ラスト・素材・年式それぞれの価値を分けて丁寧に査定いたします。「これはもう値段がつかないだろう」と思われていたものが、想像以上の評価になるケースも多くあります。まずは現物を見せていただくところから、安心してご相談ください。
ジョンロブの買取は「おもいお」にお任せください
ジョンロブは、モデル・ラスト・素材・年式・ロンドン/パリの5つの軸を正しく評価できる買取店かどうかで、査定額に大きな差が生まれるブランドです。おもいおでは、シティ2のラスト番号判別からウィリアムのダブルモンク識別、ヴィンテージ ジョンロブ ロンドンの年代鑑別まで、専任の鑑定士がひとつずつ丁寧に確認し、ジョンロブ本来の価値を反映した査定をお出ししています。まずはお気軽にご相談ください。












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